闇は「絶対的に光のない場所のこと」「暗闇」と言い換えると分かりやすい。
暗は「相対的に明るくないこと」。
「薄暗い」と言い換えると分かりやすい。
「闇」は「全く光が無いか届かない場所、絶対的な暗さ」のことを言います。
「暗」は「明」の対義語で「少しは光が感じられていても、相対的または比較的には明るくない場所」のことを言います。
「闇」は光が無いか僅かこと
「闇」は光が全くない状態か絶対的な暗さ、あっても感じないほど少ない場所のことを言います。
「新月の闇夜」「宵闇迫る日没時」「闇路」「闇値」「闇雲に行動する」「社会の闇の部分」「戦後の闇市」「卑怯な闇討ち」などと使います。
「闇」は暗いこと、見えない部分、非合法なことなどを言いますが、他には愚かと言う意味もあります。
「暗」は比較的明るくない場所のこと
「暗」は「明」の反対で、「比較して明るくない場所、相対的に光が少ない場所」のことを言います。
全くの「闇」とは異なり、光の程度が関係します。
「明るい場所」も見もっと明るい場所と比較すれば「暗い場所」となる理屈です。
「闇」との比較では「闇」の方が寄り「暗い」ことになります。
意味はどちらも同じようなものです。
「闇」や「暗」を使った慣用句やことわざとは
「闇・暗」を使う慣用句やことわざはいくつかあります。
「闇」は「一寸先は闇」「闇討ちを食らう」「闇から闇に葬る」「闇夜にテッポウ」「闇夜に烏」などがあります。
暗」は「暗礁に乗り上げる」「疑心暗鬼が生まれる」「お先真っ暗」「灯台下暗し」「明暗を分ける」「夜明け前が一番暗い」「暗然たる心地」「真っ暗闇」などと使います。
「闇」と「暗」とは
「闇」は全く光が無いか僅かな場所、暗い場所を言います。
転じて見えない場所、非合法なこと、愚かなことなどの意味になりました。
「暗」は暗いこと、相対的に明るくない場所のことを言います。
転じて「闇」と同じ意味に使われます。
「暗部」「暗礁」「暗鬼」「暗然」、「闇雲」「闇社会」「闇商売」「闇値」「闇市」などと使います。