「全体」と「全域」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

全体は「1つ1つをまとめたうえで大きく捉えたもののこと」。

全体という表現はいろいろな機会で使われますが、割と漠然としており、その都度対象とする範囲が異なっていると言えます。

全域は「ある地域や領域におけるすべての範囲のこと」。

すべてを示すという意味においては全体に近いですが、こちらは地域や領域に関して使う点が特徴です。

「全体」の意味

全体とは、1つ1つをまとめたうえで大きく捉えたもののことです。

何かをまとめたうえで、それをすべて捉えるようなシーンで使う言葉になります。

全体という言葉はかなり有名であり、多くが知っている、使ったことがあるはずです。

かなり幅広く使えますけど、意味に関してそれなりに漠然としている点が特徴になると言えるでしょう。

「全域」の意味

全域とは、ある地域や領域におけるすべての範囲のことです。

基本的には地域や領域において使用される言葉になりますから、そこはポイントであると評価できるでしょう。

全域という言葉はそこそこ見聞きするのではないかと思われます。

全体ほどメジャーではないかもしれませんが、こちらもある程度は使用されやすい言葉になるはずです。

「全体」と「全域」の用法や用例

「1つ1つは些細なミスだとしても、それが多く合わさることで全体としては非常に大きなミスになってしまうことがある。

だから、小さいミスでも起きないように気を付けるべきなんだ。」

「今日は非常に激しい雨が降っているが、俺が住んでいる県は全域でこういう状況らしい。

したがって、かなり広い範囲で大雨が降っているということか。」

全体と全域の違いは微妙

全体と全域はともに大きくとらえる、すべての範囲といった意味であり、割と似ている言葉と言えるでしょう。

したがって、両者の違いはあまりありません。

でも、全域は主に地域や領域において使われる表現になるので、そこはポイントになると言えます。

全体の方が有名ですが、やや漠然とした意味になっていると評価できるのです。

最新の記事はこちらから