「つぶる」と「瞑目・めいもく」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「つぶる」は、まぶたを閉じることです。

英語では「Close one’s eyes」「shut one’s eyes」で表されます。

「目をつぶっては歩けない」は「I can’t walk with my eyes shut. 」です。

「彼らの悪事に目をつぶった」は「He shouts his eyes to their evil deeds. 」「He pretended not to see their evil deeds. 」です。

「瞑目・めいもく」は、目を閉じることです。

英語では「close one’s eyes」「die」「pass away」で表されます。

「目を閉じる」という意味の場合「close one’s eyes」を使います。

「死ぬ」という意味の場合「die」「pass away」です。

「つぶる」の意味

「つぶる」は、以下のような意味です。

①まぶたを閉じることです。

「つむる」と同じ意味です。

②見て見ぬふりをすることです。

③死ぬことです。

瞑目することです。

以下のように使います。

目をつぶって30数える じっと目をつぶる 環境汚染に目をつぶって開発する
上司の不正に目をつぶる ありがとうと言って目をつぶった 片目をつぶって合図した

「瞑目・めいもく」

「瞑目・めいもく」は、以下のような意味です。

①目を閉じることです。

②死ぬことです。

安らかに死ぬことです。

(後漢書・馬援伝より)

以下のように使います。

瞑目して思いをめぐらす 瞑目して考える

<関連語>
「つむる」は、「つぶる」の「ぶ・bu」の音の「b」が「m」に変化したものです。

「めをつむる」のように使います。

<瞑の漢字>

字義は「つぶる・つむる」「くらい」「盲目」です。

解字では、「目+冥」で構成されます。

「冥・めい」の部分は「覆いをする」を表します。

これらにより「目を閉じる」を意味します。

「冥」
字義は「くらい」「よる・やみ」「奥深いところ」「目に見えない神仏の作用」「目を閉じる」です。

解字では、「日+六+冖」で構成されます。

「冖・べき」の部分は「覆い」を表します。

「日」の部分は、もともとは「口」で場所を示し、「六」の部分は、もとは「廾」で「両手」を表します。

これらにより「ある場所に覆いを両手でかける」を表し「くらい」を意味します。

「つぶる」は まぶたを閉じること、「瞑目・めいもく」 は目を閉じること、文語的表現です。

「つぶる」「瞑目・めいもく」は、類語です。

「つむる」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「目を閉じること」です。

「つぶる」は、多くの場合「目をつぶる」の形で口語に用います。

「まぶたを閉じる」という意味から「死ぬ」「見て見ぬふりをする」という意味にも用います。

「瞑る」とも書きます。

「瞑目・めいもく」は、文章語で、目をつぶる動作そのものより、深く思う姿勢を表します。

また、転じて「安らかに死ぬ」という意味も表します。

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