「雁垂れ」と「麻垂れ」と「病垂れ」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

雁垂れは「垂れに何もつかないもののこと」。

「原」と言い換えると分かりやすい。

ま垂れは「雁垂れの頭に縦棒が付いているもののこと」。

「広」と言い換えると分かりやすい。

病垂れは「麻垂れの左に2つ点が付いているもののこと」。

「病」と言い換えると分かりやすい。

「垂れ」には5種類があります。

「雁垂れ・麻垂れ・病垂れ・屍・戸垂れ」があります。

「屍」は「屍・尾・屋」などがあり、「戸垂れ」には「扇・戻・房・扉」などがあります。

「雁垂れ」は最もシンプルな形

「雁垂れ」は「雁」と言う漢字に使われている部首雁のことです。

しかし、「雁」は「雁垂れ」ではなく「隹」の部首になっています。

「雁垂れ」の字はよく使用されるものでは「原・厚・厄・厠・厨・厭」などがあります。

その他にも「麻垂れ」と共通する漢字が多く有ります。

「庫・庁」などは「麻垂れ」ですが「雁垂れの字も存在します。

「麻垂れ」は上に縦棒が付く

「麻垂れ」は「まだれ」と読み、多くの字があります。

「広・庁・庄・序・床・庇・店・府・底・度・庭・座・康・庶・庵・廃・廊・廉・庫」などがあります。

よく見ると「庁・床・庇・店・府・庵・廊・庫」などは「建物関係」と言えます。

他の字もいくつかは何等かの関係があると思われます。

「麻」は「麻」から作られた「麻垂垂れ」の語源ですが、「麻」の部首になります。

「病垂れ」は病気関係の字

「病垂れ」は読んで字のごとく「病」に関係した漢字です。

熟語では「面疔・疝痛・検疫・疫痢・防疫・疲弊・疲労・黄疸・炭疽病・湿疹・帯状疱疹・麻疹・病気鬱病・疾病・劇症・感染症・花粉症・疼痛・痔・痛手・種痘・天然痘・痩身・下痢・赤痢・痴呆・診療・治療・癌・癖・治癒・癇癪」などがあります。

すべて病気関連の言葉です。

「雁垂れ」と「麻垂れ」と「病垂れ」とは

「垂れ」は5種の部首がありますが、語源となっている「雁」と「麻」は異なる部首になっています。

「雁」は「隹・おおとり」の部首に、「麻」は「麻」の部首になります。

垂れは「雁垂れ・麻垂れ・病垂れ・屍・戸垂れ」があります。

それぞれ「原・厚」「広・庁・床」「病・疾・癌・疹」「屍」「戻・房・所・扁・扇・扉」などがあります。

最新の記事はこちらから