「困」と「因」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

困は「困ること、苦しむこと」。

「困惑」と言い換えると分かりやすい。

因は「物事の起こり、頼ること、理由のこと」。

「原因」と言い換えると分かりやすい。

国構えの漢字で中の画数が少なく似ている漢字では「困・因」が挙げられます。

小学五年生で習う漢字に入ります。

意味は異なりますが、見た感じが似ています。

「困難・困惑・原因・因果」などと使います。

「困」は「困ること」

「困」は困ることです。

他に「苦しむこと、極まること」などの意味があります。

「木が囲いにいる様子」を表しています。

熟語・用法は「困難を極める」「正直、困惑している」「貧困の極み」「困窮している」「余り困らせないで」「困った人」「わざと困らせるのか」「困ったときに使いなさい」「困り切った表情」などがあります。

「因」はことの起こりのこと

「因」は「ことの起こり、原因」などの意味があります。

熟語・用法は「原因を調べる」「因果応報とはこのことだ」「危険因子はこれです」「相変わらず因習が残っている」「近因・遠因」「いくつかの要因」「因果を含める」「因幡の国」「何かと因縁をつける」などがあり、他に「病因・成因・善因・因業」、四字熟語で「因機説法」「因循姑息」などがあります。

「困・因」を一部にしている漢字とは

「困」では「梱包の梱」の他、難解なものが10字以上あります。

「梱」は「そろえて縛る」という意味があります。

「因」では「婚姻の姻」「咽喉の咽」「恩人の恩」「烟」などの他、難解漢字が20字以上あります。

「姻」は「嫁ぐ」という意味、「咽」は「喉、むせぶ」、「恩」は「情け・慈しみ」、「烟」は「けむい」という意味があります。

「困」と「因」とは

「困」と「因」は6画7画の漢字で見た感じが紛らわしいものです。

「困」は「困る、苦しい」などの意味、「因」は「物事の起こり、原因」などになります。

「困」の熟語は「困難・困惑・貧困・困窮」など、「因」の熟語は「原因・因果応報・因習・要因・因子・因縁」などがあります。

漢字の一部となっている字は「梱包」、「婚姻・喉頭・烟」などがあります。

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