「賃」と「貸」の違い・意味と使い方・由来や例文

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賃は「物やサービスの対価として支払う金額のこと」。

「賃料」と言い換えると分かりやすい。

貸は「物を貸すこと」。

「貸与」と言い換えると分かりやすい。

「賃」と「貸」は字面の似ている漢字ですが意味は異なります。

「賃貸」という言葉は「賃借」の反対語で「金を支払い、ものを借りること」を意味します。

不動産などの「賃貸契約」と使います。

「賃」は対価のこと

「賃」は物やサービスの対価として支払う金額のことを言います。

「賃金をもらう」「電車賃の値上げ」「木賃宿は昔の旅籠のこと」「製品には工賃が掛かっている」」「大阪までの新幹線運賃」「子供のお使いにお駄賃」「アパートの家賃」「キセルは無賃乗車」「賃貸借契約」などと使います。

「賃」の語源は「人に仕事を担わせること」から「雇う」という意味になりました。

「雇うためのお金」という意味です。

「貸」は「貸すこと」

「貸」は「相手に施すこと」「代は肩代わり」「貝は金銭のこと」などから「お金やものを貸すこと」になりました。

「物を貸与する」「貸家を所有する」「本の貸し出し」「これで貸し借りなし」「財務の貸借対照表」「簿記の借方・貸方」「貸駐車場」「貸工場」「貸会議室」「貸付金」「転貸禁止」「貸間」「貸室」「貸し手は金融機関」などと使います。

「賃貸」と「賃借」

「賃貸」は「お金を支払い、不動産などを借りること」です。

「賃借」は「お金を受け取り、不動産などを貸すこと」です。

「賃貸」は貸す側の言葉で、「賃借」は借りる側の言葉になります。

不動産について双方の間で取り交わす契約を「賃貸借契約」と言います。

また、金銭の貸し借りの場合は「金銭消費貸借契約」と言います。

「賃」と「貸」とは

「賃」と「貸」は見た目が似た字になります。

同じ「貝」という「お金」を意味する言葉が付いています。

「賃」は「物やサービスの対価のこと」です。

「運賃・賃金・電車賃・お駄賃・工賃」などと使います。

「貸」は「貸すこと」で「貸与・貸出・貸付・貸室・転貸・貸方・貸借」などと使います。

「賃貸」は「賃借」の反対で「お金を受け取って不動産などをなどを貸すこと」となります。

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