「芽生える」と「芽吹く」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「芽生える」は、草の芽が出始めることです。

英語では「sprout」「but」で表されます。

「草が芽生えるころ」は「When plants bud in the spring. 」です。

「二人の間に愛が芽生えた」は「Love has begun to grow between them. 」です。

「芽吹く」は、樹木の芽が出始めることです。

英語では「bud」「send out buds」で表されます。

「春、柳が芽を吹き始めた」は「The willow began to bud in the spring. 」です。

「芽生える」の意味

「芽生える」は、以下のような意味です。

①草の芽が出始めることです。

②物事が起こり始めることです。

以下のように使います。

種の中には芽生えるのが遅いものがある チューリップが芽生える
愛が芽生えた 友情が芽生える 草木も芽生える春

<芽の漢字>
字義は「め」「めぐむ・めばえる」「はじめ・おこり」「きざす」です。

解字では、「サ(艸)+牙」で構成されます。

「牙」の部分は「きば」を表します。

これらにより「牙のように突き出した草木の芽」を表し「芽」を意味します。

「芽吹く」の意味

「芽吹く」は、樹木の芽が出始めることです。

以下のように使います。

柳が芽吹く アシの固い冬芽が芽吹くころ
梅の古木が今年も芽吹く 春になって街路樹が芽吹く

<吹の漢字>
字義は「ふく」「たく・もやす」です。

解字では、「口+欠」で構成されます。

「欠」の部分は「口を大きく開けた人」の象形です
これらにより「吹く」を意味します。

<関連語>

「芽ぐむ」は、芽を出し始めることです。

「草木が芽ぐむ春」のように使います。

「萌える」は、芽が出ることです。

やや古めかしい言い方です。

「草も萌える季節になった」のように使います。

「角ぐむ」は、草木の芽が角のように出始めることです。

多くの場合、「アシ」「ススキ」についていいます。

あまり一般的でありません。

「角ぐむ萩」のように使います。

「芽生える」は 草の芽が出始めること、「芽吹く」は 樹木の芽が出始めることです。

「芽生える」「芽吹く」は、類語です。

「芽ぐむ」「萌える」「角ぐむ」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「植物の芽が出ること」です。

「芽生える」は、普通草花について用い、樹木については用いません。

「水仙がいっせいに芽生えた」「苗床の種子が芽生える」「球根が芽生える」のように使います。

「芽吹く」は、草木にも樹木にも用います。

「ネコヤナギが芽吹いて銀色に光る」「苗床の苗が芽吹く」「球根が芽吹く」のように使います。

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