「消滅」と「消失」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

消滅は「消えてなくなること、存在しなくなること」。

「無」と言い換えると分かりやすい。

消失は「存在していたものがなくなること」。

「滅失」と言い換えると分かりやすい。

「消滅」は「跡形もなく消えること」、「消失」は「消え失せること、命が絶えること」ですが、どちらも同じような意味の言葉になります。

「消失」は何か大切なものが無くなる意味合いもあります。

「消滅」は何も無くなること

「消滅」は有形・無形にかかわらず「無くなること」です。

「核爆弾で一つの都市が消滅した」「相続権が殺人により消滅した」「出生率の低迷は、将来国家が衰退し消滅する危惧がある」「なぜか癌細胞が、自然消滅した」などと使い、「消滅」は今あるものが、全くなくなることを意味します。

類似の言葉に「喪失・滅却・滅失・雲散霧消・消散」などがあります。

「消失」も無くなること

「消失」はどちらかと言えば有形・無形にかかわらず、大切なものが無くなることです。

「飛行機がレーダー画面から消失した」「戦争は人命の消失がさけられない」「操作ミスで大事なデータが消失した」「的中馬券の換金権利は60日たつと消失してしまう」「事故で電車が止まり、貴重な時間が消失してしまった」などと使います。

「消滅」も「消失」も「消えてなくなること」

「消滅」と「消失」には「消」と言う字が使われています。

「消える」は煙のように姿形が無くなることを意味します。

本来は有形のものに使いますが、権利や期限、時間など無形の物にも使われています。

「消滅」は規模の大きなものに使われることがあります。

「核爆弾による都市の消滅」「国家の消滅」「など。

「消失」は規模の比較的小さいものに使われます。

「戦争・時間・期限・機影」など。

「消滅」と「消失」とは

「消滅」は形有るものや無いものが「無くなること」です。

「アマゾンの熱帯雨林が年々消滅をしている」「核爆弾は都市を丸ごと消滅させる威力を持つ」「出生率低下は国家消滅の危機となる」などと使います。

「消失」も有形・無形のものが無くなること」です。

「レーダーから機影が消失した」「手違いでデータが消失した」「的中馬券は60日で権利が消失する」などと使います。

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