「手偏」と「木扁」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

手偏は「手の部位や、手が関係した動作を表す漢字に使われる扁のこと」。

「持」と言い換えると分かりやすい。

木扁は「木に関係した漢字に使われる扁のこと」。

「樹」と言い換えると分かりやすい。

「手偏の?」と「木」が似ていることから、混同することがあります。

また、「手偏」も「木扁」も大変多くの漢字が存在しています。

「手偏」は動詞に使われるものが多い漢字

「手偏」漢字は人の動作を表す動詞に使われています。

「持つ・拾う・捨てる・投げる・打つ・描く・押す」など基本的な動作には「手偏」漢字が多いのです。

手の部位にも使い、「指・手・掌」という言葉があり、他にも、「拝む・抱く・捕える・捌く・振る・授ける・採る・捻る・掴む」などすべて手を使う漢字になります。

他にも熟語として「発揮・塵埃・挨拶・拡大・腰掛・技術・擬音・総括」などがあります。

「木扁」は木に関係した漢字のこと

「木扁」は木に関係しています。

「木・林・森・杜・樹・株・根・栽・材・柱・板・棒」は木そのものですし、「柿・桃・桜・欅・楢・桑・栃・梅・柳・榎・梨・桐・柊・松・杉」などの植物にも使います。

木製品では「棟・楼・枠・桶・櫛・杵・櫓・樋・棺」などがあります。

他にも「極・業・権・校・格・核・染・村・東・様・欄・棲・楕」などおびただしい数の漢字があります。

「手偏」と「木扁」が似ている訳

「手偏」は「手」はそのまま使わずに変化した「?」という形を使います。

これが「木」を扁として使う場合の形に似てしまうのです。

「手扁」「木扁」の正しい漢字を見て転記する時に字が細かい場合、「?」が「木」にまた、「木」が「?」に見えてしまうのです。

よく使う漢字は間違えませんが、少し難しい漢字はミスを起こしやすいのです。

「手偏」と「木扁」とは

「手偏」は手に関すること、動作に関することに使われています。

「指・掌・持つ・捨てる・拾う・投げる・打つ・押す・払う」などがあります。

「手偏」や「木扁」の漢字は非常に多くあり、部首の中でも上位に入るかも知れません。

「木扁」は木そのままを表すことや植物系や木製品などに多くなります。

「樹・林・杜・森・根・株」などや「杉・松・桜・欅・桃」など、「棟・楼・枠・棺」「極・核・業・権」などがあります。

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