「応」と「答」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

応は「答えること、状況に合わすこと、ふさわしいこと。」

「反応」と言い換えると分かりやすい。

答は「答えること」。

「回答」と言い換えると分かりやすい。

「答」は「答えること」だけですが「応」は「答える」他に意味を持ちます。

「応」も「答」も相手の質問に対して「返答をする」こと「反応すること」で共通している意味を持ちます。

「応」は「相手の質問や呼びかけに反応して答えること」

「応」は相手の質問に反応して答えることです。

「相手に応答をした」「非難の応酬」「呼びかけに呼応するようにこだまが返ってきた」、また「応急手当をしてもらった」「環境に順応する」「要求に対して即応をした」「対応が不十分だ」「反応が弱い」「身分相応の待遇」「応接室に通した」「応諾しかねる」「応用範囲が広い」「懸賞に応募した」などと使います。

「答」は答えること

「答」は質問に対する「回答」のこと、また、設問の「解答」のことを言います。

「春闘で経営側の回答があった」「定期試験の解答用紙が採点されて戻ってきた」「正答ばかりではなく誤答もある程度ある」「答弁書を読む大臣」「自問自答を繰り返す」「即答できない問題」「押し問答になった」「中元の贈答品」「返答をください」などと使います。

「応答」は呼びかけに答えること

「応答」は「応」と「答」の合成語です。

相手の質問や呼びかけに反応して答えることを言います。

「行方不明者の捜索中大声で呼びかけたが、なんの応答も無かった」「ではこれから質疑応答に入ります」「呼びかけているのですから応答をお願いします」「こちら本部、一号車応答せよ」「良いのか嫌なのか応答しなさい」などと使います。

「応」と「答」とは

「応」と「答」はどちらも「返事をすること」です。

「応」は質問や呼びかけをすることで「返答」を期待しますが、「答」は単に質問の「答」にすぎません。

「応」は必ずしも「返答」はありませんが「答」は質問や問いかけに一応反応します。

「応」は「応答」「応接」「質疑応答」「相応」「応諾」「反応」などと使います。

「答」は「答案」「解答」「正答」「誤答」などと使います。

最新の記事はこちらから