「学」と「習」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

学は「学問を習得すること」。

「学問」と言い換えると分かりやすい。

習は「芸事を習得すること」。

「芸事」と言い換えると分かりやすい。

「学・學」も語源では「教わることを両手でまねをして習う」と言う意味がありました。

「習」も語源ではひな鳥が羽をはばたかすことから「習」という漢字になったと言われています。

最初は「習う」ことから始めるということです。

「学」は学問を習得すること

「学」は学問の習得のことです。

世の中の体系化された知識は「~学」と言うジャンルにまとめられています。

医学、科学、社会学、哲学、語学などがあります。

「独学で勉強をした」「男女共学」「在学生と卒業生」「進学校」「博学である」「美術の美学」「無学なもので」「海外に遊学する」「勉学に勤しむ」「浅学非才の輩」などと使います。

「習」は芸事の習得

「習う」は芸事やスポーツ、職人などの世界で使われています。

「習うより慣れろ」「習うは真似すること」「習はしきたりや習わしも言う」「練習を重ねる」「実習生」「講習を受ける」「自動車免許の教習」「学習・予習・復習・補習」と使い、「しきたり」では「因習がまだ残っている・旧来の陋習・慣習を破る・奇習・風習」などと使います。

学校は「習」から「学」へ移行

学校では最初は「習」から入ります。

「学校で習ったでしょ」「学校では必ず習います」と使い「学校で教わることを習う」のが当然のことになっています。

しかし、学年が進むと、「学」に移行をしてくるのです。

次第に「自ら学ぶ」ことが求められ、大学では専門知識を習得することになるのです。

大学の講義は教わることもありますが、自ら学ぼうという姿勢が必要になります。

「学」と「習」とは

「学」は「学問を学ぶこと」、「習う」は「芸事などを習うこと」です。

学問は自ら学ぶことが大切で、教えてもらうことは最初の内になります。

「習」は「教えてもらうことと共に、見様見真似で習得していくものになります。

「習得・練習・実習・教習」など。

「習」はまた、しきたりや習わしの意味でも使います。

「風習・因習」などになります。

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