「巨」と「大」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

巨は「桁外れに大きいこと」。

「巨人」と言い換えると分かりやすい。

大は「比較すると大きいこと」。

「大地」と言い換えると分かりやすい。

「巨」は「大きい上にも大きいこと」を言います。

「巨人」「巨額」「巨悪」など桁外れに大きいことです。

「大」は相対的な言葉ですから、比較した場合により大きい方のことを言います。

また、標準的なものより寸法や嵩程度などがより大きいものも言います。

熟語は相当数あります。

「巨」は桁外れに大きいこと

「巨」は「大」よりさらに「大」のことを言います。

「巨額の富を蓄えた」「巨万の金がうなっている」「巨人伝説というものがある」「巨悪は逃さない検察当局」「巨星堕つ」「ピカソは絵画の巨匠だ」「巨漢をゆるがして走る」「屋久島の巨木を縄文杉という」「オーストラリアのエアーズロックは巨岩の代表」「巨峰というブドウは玉が大きい」などと使います。

「大」は比較してより大きいこと

「大」は中・小よりは大きいことを言います。

相対的な概念ですから、大きさや量、程度が比較してより大きいことを言います。

「小学校・中学校・高等学校・大学」「大衆芸能・大安吉日・バッタの大群・大義名分・大賞の受賞・御大将・誇大妄想・多大なる迷惑・尊大な態度・莫大な被害・心臓肥大・絶大な人気・壮大な計画・雄大な景色」などと使います。

「巨大」は大きいこと

「巨大」と使う場合は、「桁外れに大きいことと、大きいこと」からできた言葉ですが、「相当大きいこと」の意味で使われます。

「古代には巨大な生き物や植物が存在した」「日本列島を襲う巨大地震は必ず起きると想定されている」「巨大なスイカや株、大根などが話題になる」「巨大プールは人気だ」「シロナガスクジラは巨大生物と言える」などと使います。

「巨」と「大」とは

「巨」は桁外れに大きいこと、「大」は相対的に大きいことを言います。

大きさや量、程度などが標準より大きいことを言います。

「巨人、巨額、巨万、巨悪、巨星、巨匠、巨漢」などの言葉があります。

「大」は大きなものには付ける接頭語ですから、かなりの言葉が存在します。

「大学、大衆、大安、大群、大義、大賞、大将、肥大、尊大」などがあります。

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