禍は「人間社会で起きる禍のこと。
「コロナ禍」と言い換えると分かりやすい。
災は「自然の力による災害のこと」。
「天災」と言い換えると分かりやすい。
どちらも「わざわい」と言いますが、人為的か天災かという点が異なります。
戦争や疫病などは人間が引き起こす「わざわい」であり、地震や台風、水害などは自然が引き起こす「わざわい」となります。
「禍」は人為的な「わざわい」のこと
「禍」は人が引き起こすものです。
戦争や疫病、大事件や大事故、言動により引き起こされる「舌禍、筆禍」などがあります。
他にも「禍根を残す・禍福はあざなえる縄のごとし・禍々(まがまが)しい・禍事(まがごと)・禍転じて福となす」などがあります。
いずれも人の行為が絡んでいるものばかりです。
近年では「コロナ禍・ウクライナ戦禍」などがあります。
「災」は自然災害
「災」は自然が原因の「わざわい」のことです。
「災」の字の語原は「自然火災と水害」などを表しています。
地震、山火事、津波、台風、大雨、水害、大雪、雷、竜巻、山崩れ、日照り、高温など多くの災害はすべて自然現象により引き起こされます。
これらの「わざわい」には「災」の字があてられ「天災・災害」などと呼びます。
「禍」も「災」も人間に「わざわい」をもたらすもの
「わざわい」は原因の違いはあっても人に「わざわい」を与えることは同じです。
「禍・災」はともに人の社会に多大な影響をもたらします。
「天災」は自然が引き起こすもので防ぐことはできませんが、「防災活動」で軽減は出来ます「禍」は人の行うことですから完全に防止することは可能なのですが様々な市場で起きてしまうことになります。
「禍」と「災」とは
「禍」は人為的に起きる「わざわい」のことです。
様々な原因により引き起こるもので、なかなか防止は出来ません。
戦争や疫病、大事故や大事件などによる継続性のある「わざわい」、一過性の「舌禍・筆禍」などがあります。
「災」は水害や地震、津波など自然現象の「災害」で人間は防止ができないものですが「防災活動」により軽減できるものです。