世事は「世の中における物事のこと」。
世の中で起きている出来事や存在している事柄に対して使っていきます。
したがって、かなり多くの部分を対象にできるはずです。
世塵は「世の中の煩わしい雑事のこと」。
世の中の物事を表しているものの、こちらは煩わしいものを特に対象にしていくので、そこは大きなポイントであると言えるでしょう。
「世事」の意味
世事とは、世の中における物事のことです。
あらゆる物事を指すことができるので、使用できる場面は非常に多いと言えるでしょう。
ただ、世事という言い方はあまりされません。
そもそもこの言葉自体そんなに有名ではないので、どうしても知らない人がいると思われます。
だから、普段の生活で見聞きする可能性はあまり高くないでしょう。
「世塵」の意味
世塵とは、世の中の煩わしい雑事のことです。
世の中においてはいろいろな面倒な物事が存在していますけど、そういった部分について使っていきます。
世事は世の中における物事を指しており、特に面倒などの意味はないので、そこは大きな違いになると言えるでしょう。
つまり、区別するポイントはちゃんと存在していると言えるのです。
「世事」と「世塵」の用法や用例
「世の中にはたくさんの世事がある。
いいこともあれば、そうじゃないこともあるんだが。
そういうものをひっくるめて世の中と言えるのだろう。
そういった中で私たちは生きているのだ。」
「世の中には世塵が多く潜んでいる。
その中でも人間関係は代表的なものだろう。
これに苦労している人は相当いるはずだ。
俺もその一人と言えるのだが。」
世事と世塵は意味が微妙に違っている
世事と世塵はなんとなく同じような意味の言葉に思えるかもしれないですけど、実際は微妙な違いがあります。
世事は世の中におけるあらゆる物事ですが、世塵は世の中における煩わしい物事という意味になります。
したがって、対象にしている部分が微妙に違っているのです。
両者は一応区別できる部分ではないかと思われるのです。