「薨去」と「卒去」の違い・意味と使い方・由来や例文

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薨去は「皇族または三位以上の貴人が死去すること」。

一般人ではない人たち、特に皇族などの人たちが死んだときに使う言葉になります。

滅多に聞く表現ではないと言えるでしょう。

卒去は「律令制において、四位、五位の人が死ぬこと」。

かつて日本に律令制が敷かれていた時代によく使われていた言葉ですが、現代でも身分が高い人が死んだときには使われることがあります。

「薨去」の意味

薨去とは、皇族または三位以上の貴人が死去することです。

一般の人が死んだときには一切使用しないものの、こういった特別な人が死んだときには使用する機会がある言葉になるのです。

だから、日常生活ではまず見聞きしない表現と言えるはずです。

よっぽどのケース以外は使われないので、この言葉の存在を知らない人も普通にいそうです。

「卒去」の意味

卒去とは、律令制において、四位、五位の人が死ぬことです。

律令制が敷かれていた時代の言葉ですが、現代も使われる可能性があります。

しかし、現代で使用する際には、それなりに偉い人、特別な人が死んだときに使うので、結局は卒去についても使用する場面はかなり限られます。

滅多に聞く言葉ではないと言えるので、そこはポイントです。

「薨去」と「卒去」の用法や用例

「天皇などが薨去したときには、国中は特別な空気になるだろうな。

日本においても特別な存在と言えるわけだから、当分は暗い雰囲気の中で生活することになるのかもしれない。」

「特別な人が卒去したときには、時代が移り変わっている状況を認識しやすいと思う。

やっぱり歴史というのは人の誕生、死亡の歴史でもあるからな。」

薨去と卒去はどちらもほとんど見聞きしない言葉

薨去と卒去に関してはかなりマイナーな表現であると評価できます。

人が死んだときに使う言葉ではありますけど、一般的な人が死んだときにはまず使いません。

特別な地位にあるような人が死んだときに使用する言葉なので、そこに関してはポイントになります。

だから、滅多に使うものではなく、見聞きする機会はかなり少ないと言えるはずです。

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