「さやえんどう」と「グリンピース」と「えんどう豆」の違い・意味と使い方・使い分け

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エンドウを、さやがまだ柔らかい時期に早採りしたものが「さやえんどう」です。

そのあと、少し大きくなり未熟な状態の種子が「グリンピース」で、未熟なえんどう豆とも言えます。

完全に成熟したものが「えんどう豆」です。

えんどう豆には緑色や茶色、黄色があります。

さやえんどうもグリンピースもえんどう豆も同じ植物からなりますが、収穫時期によって区別されています。

さやえんどうの特徴

さやえんどうは、さやが柔らかいのでさやごと食べます。

スジは取り除いて食べますが、最近ではスジなしのものも出回っています。

βカロテンやビタミンCを豊富に含んでいます。

髭が白っぽくピンとしているものや、ヘタの緑色が鮮やかなもの、張りのあるものを選びます。

また、二つに折った時にポキッと音を立て、折口から水分がにじみ出るくらいみずみずしいものが新鮮です。

グリンピースの特徴

グリンピースはさやではなく豆のみを食べます。

食物繊維が豊富で、その含有量は野菜の中でも群を抜いています。

また、アスパラギン酸も含まれているので、疲労や肌荒れにも効果的です。

緑があざやかでみずみずしくハリがあるもの、豆の大きさが均一でびっしりと詰まっているもの、さや付きのものを選びます。

豆がスカスカで大きさも不揃いのものはまだ未熟です。

えんどう豆の特徴

えんどう豆は成熟しているため、さやえんどうやグリンピースに比べて水分やたんぱく質が少なく、デンプンを多く含みます。

緑色の印象が強いですが、茶褐色のものも多く出回っています。

茶褐色のえんどうは、みつ豆や塩大福などに使われています。

緑色のものは煮るとうぐいす豆になります。

お店で買うことができるのは、ほとんどが乾燥させた乾物の豆です。

違いを知って美味しく食べよう

さやえんどう、グリンピース、えんどう豆は、どれも同じマメ科エンドウ属の植物で、収穫時期の違いにより区別されています。

グリンピースは独特の青臭さがあり苦手意識を持つ方もいるかと思いますが、みつ豆やうぐいす豆などの甘味と原料は同じであるとわかると、少し親近感が湧いてきますね。

これを機に苦手を克服してみるのもいいかもしれません。

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