古城は「古びた城のこと」。
歴史を感じさせるような、明らかに古いと言える城に対して使っていきます。
どちらかというと、西洋の城などに対して使うことが多いです。
荒城は「荒れ果てているため、建物も残らないような城のこと」。
要するにかなりボロい城に対して使っていきます。
古いからこそ、そういう状況になると言えるので、古城に近いと評価できるでしょう。
「古城」の意味
古城とは、古びた城のことです。
単純に見た目などから古さを感じることができれば、古城という表現を使うことができます。
古城は実際に世界的に存在しており、日本においてもあると言えるでしょう。
でも、古城という言葉を使用するシーンにおいては、たいていは西洋の城を指すことが多く、日本の城に対しては使われづらいと評価できます。
「荒城」の意味
荒城とは、荒れ果てているため、建物も残らないような城のことです。
すでに荒れ果てていて、元の形を維持していないような城に対して使います。
それは確実に城であったと言えるものの、傍から見れば城であるとは分からない、そういう状況において使っていくのです。
荒城を実際に目撃する可能性はかなり低く、実際に使用する機会はまずないでしょう。
「古城」と「荒城」の用法や用例
「この城はまさに古城といった雰囲気が漂っている。
一体いつ造られたものなんだろうか。
歴史を重ねて、かなり脆くなっている面もあるのだろうが、そこが素晴らしいと感じられるんだ。」
「この荒城は雨風などに長い期間晒されて、今ではこんな状態になってしまった。
元が城であるとは思えないような果て方をしており、相当ボロい状況と評価できるだろう。
いつまで建っていられるか。」
古城と荒城は程度の差
古城と荒城についてはどちらも古びた部分を感じられる城に対して使っていきます。
ただ、古城は普通に城であることが分かる見た目をしていますが、荒城の場合にはもはや城には見えない見た目をしているケースも多いです。
だから、両者は似たような意味になっていますけど、古さの程度に差があるので、そこで見分けていくといいです。