余計は「余りや無用など意味が多くある言葉のこと」。
「無用」と言い換えると分かりやすい。
無用は「不必要なこと」。
「不必要」と言い換えると分かりやすい。
「余計」は本来「一定量より多い余り」のことですが、その他に様々な意味がある言葉で、「無用」はその中の一つになります。
「おせっかい、不用なこと、いらないこと」などの意味になります。
「余計」は余分なこと
「余計」は「余分なこと、余り」という意味ばかりでなく、他にも意味があります。
「程度が多いこと」では「少し余計にもらえませんか」「それでは余計に手間がかかる」「余計に欲しくなる」と使い、「無用」では「余計なことを考えるものだ」「余計なお世話だ」と使い、「量が多い」では「余計腹が立つ」「余計離れていく」などと使います。
「無用」は必要ないこと
「無用」は「必要性を感じないこと、いらないこと」です。
また、「無いことにする」「無駄なこと」などの意味になります。
「余計なこと」にも通じ、「余計なお世話だ」「余計なことをする」「余計なことを申し上げますが」「そこから先は余計なことだったな」と使い「無用な、しなくてもよいこと、不必要なこと」などの意味になります。
「余計」は「余り」で「無用なもの」
「余計」は「余り」のことですから、「あえていらないもの、無用なもの」になります。
単に「余り」ではなく、強いて言えば「邪魔なもの」という意味が強くなります。
ですから批判的な言葉として使われるのです。
「余計なことを」「余計なお世話だ」というように捨て台詞の様に使われます。
「いらないもの、無用なもの、邪魔なもの」として使います。
「余計」と「無用」とは
「余計」は「余りのこと」ですが、転じて「程度の高いこと、量の多いこと、無用なこと、不必要なこと、邪魔なこと」などの意味を持つようになりました。
「無用」は「いらないこと、必要ないこと」で「余計なこと」に通じる言葉になります。
「余計に残ったら分けていただけませんか」と「余り」の意味から、「余計なこと、余計なお世話」と使うようになりました。