諸種は「種類がたくさんある状況のこと」。
種類自体がたくさんある状況なので、種類の名をいくつも挙げられるようなシーンで使用していく多種は「種類が多いこと」。
つまり、諸種と同じような意味と解釈できます。
意味において、違いを見出すことはかなり厳しいと言えるので、そういった部分に関して理解していくといいでしょう。
「諸種」の意味
諸種とは、種類がたくさんある状況のことです。
何らかの場面で、種類が多いと言えるときに使いますが、種類自体が多いときに使うため、そこはポイントでしょう。
つまり、いくつもの種類に分けることができると言えるケースじゃないと使用できないわけです。
そういう意味では、日常生活でそんなに多用する言葉ではないかもしれません。
「多種」の意味
多種とは、種類が多いことです。
このような意味なので、諸種と意味の違いはほぼないでしょう。
結局多くの種類が確認できるようなシーンで使っていくことになります。
ただ、使用頻度としては多種の方が高いと言えるはずです。
こちらの方がどちらかというと有名なので、そういった部分については覚えておいた方がいいと思われるのです。
「諸種」と「多種」の用法や用例
「変化球というのは、諸種存在している。
したがって、その中のどれを身に付けるかというのは非常に悩むな。
以前と比べても球種は増えてきているからなおさらと言える。
「お茶というのは非常に多種であるため、いったんハマるといろいろなものを試してみたくなるな。
だから、それだけどうしても手間とお金がかかってしまうという状況になる。」
諸種と多種は意味は特に変わらない
諸種と多種はともに種類がたくさんある状況を指しており、意味それ自体に大きな差はありません。
そのため、意味において区別することは非現実的になるのです。
でも、言葉として有名なのは多種で、諸種という言い方は日常生活ではほとんど見聞きしないでしょう。
そのため、両者は使用頻度については差を感じられる状況と言えるのです。