「シンバル」と「にょうはち」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

シンバルは「金属製の円盤状の打楽器のこと」。

「打楽器」と言い換えると分かりやすい。

にょうはちは「仏教で使われるシンバルの様なもののこと」。

「小型シンバル」と言い換えると分かりやすい。

「シンバル」はオーケストラで演奏されるものですが、仏教で使用されているものは小型のシンバルの様な形をしています。

「妙鉢」または「にょうはち」と呼んでいます。

「シンバル」はオーケストラの楽器

「シンバル」はオーケストラで使われる楽器のことです。

直径30センチもある円形で少し外側にセリ出ています。

両手に一枚ずつ持ち、合わせるようにして音を出します。

音はバシーンというような大きなものです。

共鳴を止めるときは胸にあてがいます。

また、ジャズなどで使用することがあり、ドラムセットに組み込まれていて、ばちを使い叩いて音を出します。

「にょうばち」は仏教の仏具

「にょうばち」はシンバルの小型のもので、こすり合わせて鳴らします。

「にょうばち」「にょうばつ」「妙鉢」「ガンモモ」「ジャンガラ」とも言い、宗派により呼び方が違います。

「にゅうばち」を葬式で使用する宗派は曹洞宗、臨済宗、天台宗などがあります。

東アジアで使われているもので仏教の葬式の時に鳴らします。

仏の徳を讃えるためや亡き人の成仏のために行います。

「シンバル」も「にょうばち」も元は同じもの

「シンバル」はかなり古くから使用されていた楽器になり、ローマ帝国や中国、アジアなどで使われ、仏教にも取り入れられたものですから、起源は同じと言えます。

アジアでは「にょう」と「はつ」という楽器を同時に使ったため仏教では「にようばち」となったものです。

「シンバル」も「にょうはち」も原理は同じですが、「にょうはち」の方が素朴な音になります。

「シンバル」と「にょうはち」とは

「シンバル」はオーケストラやジャズ、パーカッションなどで使われる打楽器の一種です。

30センチの大型円形の金属盤を二つ合わせて音を出します。

非常に派手な音がします。

「にょうはち」は仏教の一部の宗派で使われる小型のシンバルのことです。

こすり合わせることで音を出し葬式に使われます。

仏の礼賛や故人の成仏などのためと言われます。

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