「ナンテン」と「マンリョウ」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

ナンテンは「冬に赤い小さな実を沢山付ける常緑広葉樹のこと」。

「赤い実」と言い換えると分かりやすい。

マンリョウは「赤い実を付ける正月の縁起物になる常緑樹のこと」。

「縁起物」と言い換えると分かりやすい。

「ナンテン」は中国原産です。

「マンリョウ」は「センリョウ」と共に縁起物とされています。

これらは赤い小さな実を沢山付ける共通点があります。

「ナンテン」は南天燭

「ナンテン」は中国原産で、中国では「南天燭」と言います。

赤い実が灯のように感じられるからと言われています。

お正月の飾りに用いられ、赤い実は乾燥させ咳止めの漢方薬として利用されます。

縁起物とされるのは「難を転じて福となす」から来ています。

「難転=南天」なのです。

庭に植えられることも多く、昔から火災除けとされていたのです。

「マンリョウ」は万両

「マンリョウ」は「万両」と書き、「千両」と共に正月の飾りにされます。

「千両・万両」とゴロも良く縁起物になります。

赤い実が葉の下の方に沢山実ります。

白い実のものもあり、お正月に紅白にして飾りにします。

1センチほどの白い花を夏に付け、冬に真っ赤な小さな実を付けます。

半日陰の山林に自生し、減産は日本や中国挑戦などと言われています。

赤い実がなる「南天」「マンリョウ」「梅擬」などの他にもある品種

「マンリョウ」は「万両」ですから、「千両」もあり、ついでに「百両」「十両」「一両」「億両」という品種もあるそうです。

赤い実は安くなるほど数が減るのかも知れません。

「万両・千両」があるのだから他の両も作ろうかと作られたのでしょう。

赤い実は「マンリョウ」が葉の下方に釣れるのに対し「センリョウ」は葉の上方に付けます。

「ナンテン」と「マンリョウ」とは

「ナンテン」は「南天燭」と言い、中国から平安期に伝来しました。

「難を転じる」ことから、縁起物になり、「火事を避ける」ことから各家庭に植えられていました。

「マンリョウ」は「万両」と書き、「千両」と共に正月の縁起物として飾られました。

どちらも冬に赤い実を沢山付けるので、赤い実は特に冬には目立つものになります。

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