「作る」と「造る」と「創る」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

作るは「比較的小さいものを手軽に生み出すこと」。

「工作」「作品」と言い換えると分かりやすい。

造るは「比較的大規模に機械などを生み出すこと」。

「製造」「造園」と言い換えると分かりやすい。

創るは「新しいものを生み出すこと」。

「創造」「創作」と言い換えると分かりやすい。

それぞれ規模、有形、無形、オリジナルなものかなどによりことなります。

「作る」は小規模で簡単・手軽に生み出すことです

「作る」は「工作物」「農作物」「作品」「作業」「手作り品」など、大規模な機械は必要としない小規模な労働で手軽に、簡単に生み出せることです。

また、必ずしも形がない場合にも使用されます。

例えば「遊園地の人気の乗り物は長い行列を作らねば乗れません」「新しく作られた記録はいつか破られます」「工作員が潜入した」などと使います。

「造る」は主に工場で生産することなどです

「造る」は工場などで製品を製造することです。

大規模な機械を使い、規格に合った製品を生産することです。

例えば「お酒を醸造する」「製造元」「造船所」「造園業」「改造」「粗製乱造」「偽造」「営造」などですが、他には眼で見ることができない「化学構造」形のない「改造内閣」「経済構造」など無形のものにも使われます。

「創る」は新に生み出すことです

「創る」はオリジナリティのあるものを生み出すことで、例えば「創造」「創立100周年記念」「雑誌の創刊号」「この方がこの会社の創業者です」「聖書の創世記」「偉大な創始者」「芸術には独創性が求められます」「仕事は情熱と創意工夫が必要だ」「政府は雇用創出を考えます」「この世は天地創造で始まった」などと使われます。

「つくる」は有形、無形のものを生み出すことです

「作る」は小規模に手軽に生み出せるもの、「造る」は工場の機械で製品を作るなど大規模なこと、「創る」はオリジナルなものを新に生み出すことです。

それぞれ、形あるものと無形のものに適用されて使われています。

例えば「作る」では「作品」・「行列」、「造る」では「製造」・「改造内閣」、「創る」では「創作」・「創意」となります。

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