「むせび泣く」と「すすり泣く」の違い・意味と使い方・由来や例文

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むせび泣くは「声や喉を詰まらせて泣くこと」。

普通に泣いているときと比べて、泣き声の調子が違うケースで使います。

かなり悲しい気持ちがこもっている状況なのです。

すすり泣くは「鼻をすするようにして泣くこと」。

つまり、涙を流している状況ではありますが、鼻水をすすっている動作も同時に存在している状況で使います。

「むせび泣く」の意味

むせび泣くとは、声や喉を詰まらせて泣くことです。

通常の泣き方とは違うケースで使いますが、声や喉を詰まらせる泣き方というのは、それ自体に気付くのが難しいケースがあります。

したがって、実際にむせび泣く光景に遭遇したと思えるシーンは多くないかもしれません。

でも、言葉としては割と有名なものと言えると思われます。

「すすり泣く」の意味

すすり泣くとは、鼻をすするようにして泣くことです。

実際に鼻をすするような動作をしながら泣いている人がいますが、まさにそのような光景に対して使う言葉になります。

こういった泣き方をしている人は決して珍しいわけではなく、そこそこ見られる状況です。

だから、このような言葉を使用するシーンはそれなりにあるはずです。

「むせび泣く」と「すすり泣く」の用法や用例

「自分でも予想していなかったような受験結果となってしまった。

まさかという感じで、思わずむせび泣く状況になってしまったんだよ。

しばらく涙が止まらない状況になった。」

「悲しい出来事が起きると、すすり泣く状況になるよな。

涙だけじゃなくて、鼻水まで出てくるような感覚になるんだ。

たまにそういう状況は経験するけどね。」

むせび泣くとすすり泣くは意味が異なる

むせび泣くとすすり泣くはともに涙を流すときに使われる言葉ですが、意味は異なっています。

両者ともに特徴的な部分はあるものの、むせび泣くは喉を詰まらせるようにして泣くのに対して、すすり泣くは鼻をすするようにして泣くので、光景としては違ったような感じに見えるでしょう。

どちらもたまに見聞きする表現と言えるので、頭に入れておくといいと思われます。

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