「村」と「邑」の違い・意味と使い方・由来や例文

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村は「町に対する言葉のこと、人の集まりのこと」。

「集落」と言い換えると分かりやすい。

邑「人の集まる場所のこと、領地のこと」。

「領地」と言い換えると分かりやすい。

人の集まりのことを「村、邑、屯、邨」などと言います。

「屯」は「たむろす」で「邨」は「人のたむろす大郷」ということになります。

「邑」は「おおざと」のことですから、「村、邑、屯、邨」はすべて人の集まりを意味します。

「村」は「群れ・むれ」から来た言葉

「村」の語源は「群れ」と言われています。

「人の群れ・人の集まり」を言ったものです。

地方自治体の一つで、町より小規模で概ね人口が5,000人前後以下のことを言います。

全国では180ほどがあります。

長野県、奈良県、沖縄県、北海道などに多く存在します。

東京都は8村もありますが、伊豆諸島も含みます。

全くない県も石川県や福井県、静岡県など12県もあります。

「邑」はあまり使わない字

「邑」は人名でありますが、通常は「村」を使いますからほとんど目にしない字になります。

「邑」は中国古代の城塞に囲まれた場所の意味があります。

「邑」の「口」は領地、「巴」は「人が座っている姿」を現し、「邑」は「人が留められている場所」になります。

現在ではあまり使われない字となっています。

姓名で「中邑」があるぐらいです。

「村」と「邑」の人名

「村」は人名に数多く使用されている漢字です。

「~村」「村~」と使い数え切れないほどがあります。

「田村」「村田」、「山村」「村山」などきりがありません。

その中で「中村」は「中邑」とも書き、特に「中邑」は希少苗字になります。

「邑」を使う苗字には「中邑、野邑、木邑、藤邑、西邑、今邑、河邑」などがありますが珍しい方になります。

多くは「村」の代わりに「邑」を使っているようです。

「村」と「邑」とは

「村」は地方自治体の一つで小規模な人の集まりを言います。

全国には200弱の「村」が存在しています。

「邑」も「村」のことですが、日本ではあまり使われません。

むしろ韓国や中国では使われる文字になります。

「村」は「群れ」から、「邑」は「古代中国の城塞のある人のいる場所」から来た言葉です。

「村」は「そん」、「邑」は「ゆう」と読みます。

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