「裁縫」と「縫い物」と「仕立て」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「裁縫」は、布地を裁断して衣服に縫い上げることです。

英語では「sewing」「needlework」で表されます。

「裁縫をする」は「sew」または「do needlework」です。

「縫い物」は、衣服などを縫うことです。

英語では「sew」で表されます。

「ミシンでドレスを縫う」は「sew a dress on a machine.」です。

「仕立て」は、裁ち縫うことです。

英語では「tailoring」「sewing」「a cut」で表されます。

「スタイル」という意味の場合「a cut」を使います。

「仕立て直しの上着」は「a made -over jacket」です。

「仕立て代」は「the charge for tailoring」です。

「裁縫」の意味

「裁縫」は、布地を裁断して衣服に縫い上げることです。

「針仕事」「おはり」と同じ時意味です。

以下のように使います。

裁縫の実習で浴衣を縫う 裁縫箱 裁縫道具 裁縫ばさみ

<関連語>
「繕い物」は、ほころびた衣類などをなおすことです。

また、なおす必要のあるものを指します。

「繕い物をする」のように使います。

「手芸」は、手先を特に使ってする技芸です。

刺繍や編み物などを指します。

「手芸品」のように使います。

「縫い物」の意味

「縫い物」は、以下のような意味です。

①衣服などを縫うことです。

「縫うべき物」や「縫った物」を指します。

「裁縫」と同じ意味です。

落窪物語に「見給へば、縫い物はうち散らして、火はともして人もなし」とあります。

②縫取りを施すことです。

また、その物を指します。

「刺繍」「ぬい」と同じ意味です。

紫式部日記に「螺鈿の縫い物けしからぬまでして」とあります。

以下のように使います。

窓辺で縫い物をする 縫物師

<関連語>
「刺繍」は、布地などに種々の色糸で模様を縫い表すことです。

また、その作品です。

「ハンカチに刺繍する」のように使います。

「仕立て」の意味

「仕立て」は、以下のような意味です。

①工夫してこしらえることです。

故意に作り上げることです。

②整えることです。

用意することです。

③裁ち縫うことです。

「裁縫」と同じ意味です。

④「身なり」「扮装」のことです。

以下のように使います。

仕立ての良い背広 仕立て部屋 特別仕立ての列車
仕立てに出す 仕立て物

<関連語>
「編み物」は、形などを編んで衣類の装飾品を作ることです。

また、その編んだものを指します。

「姉は編み物が上手だ」のように使います。

「裁縫」は 布地を裁断して衣服に縫い上げること、「縫い物」は 衣服などを縫うこと、「仕立て」は 裁ち縫うことです。

「裁縫」「縫い物」「仕立て」「針仕事」は、類語です。

「繕い物」「手芸」「編み物」「刺繍」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「布地を裁ったり縫ったりして衣服を作ること」です。

「裁縫」は、布を裁って衣服に縫い上げることです。

「縫い物」は、縫ったもの、または、縫うべきものです。

「仕立て」は、特に工夫をこらせて作り上げることをいいます。

「針仕事」は、繕い物をすることもいいます。

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