難局は「重大な場面のこと、困難が予想される局面のこと」。
重要であるという意味もありますけど、絶対に大変であると感じられるシーンでも使うことができる言葉と言えます。
危局は「差し迫った危ない状況のこと」。
これから訪れる可能性が高い、今まさに訪れようとしている危ないシチュエーションにて使う言葉になると言えるでしょう。
「難局」の意味
難局とは、重大な場面のこと、困難が予想される局面のことです。
ここぞという場面や、絶対に大変な思いをすると予測できる場面に対して使います。
いろいろなケースで使用されますから、割と見聞きする機会が多くあるのではないかと思われるのです。
知名度もそこそこ高いので、難局という言葉を知らない人はまずいないでしょう。
「危局」の意味
危局とは、差し迫った危ない状況のことです。
危ないという場面なので、困難とはちょっと違いますが、でも大変な場面には違いないです。
したがって、難局と似ている面はあるでしょう。
しかし、難局と比較すると、知名度は落ちると言えます。
そのため、実際に危局という言葉を使用するシーンはあまり多くなく、聞いたことがないという人もいる可能性があります。
「難局」と「危局」の用法や用例
「今回の仕事において、我々はまさに難局を迎えている。
しかし、これは当初から予想できた部分と言えるだろう。
だから、慌てないでしっかりと対処していくことに努めてほしい。」
「首都直下型地震がそのうち起こるとされている。
日本はそういう危局にあるということだ。
具体的にいつ起きるかは不明なものの、いつ起きても不思議じゃない状況にあるんだ。」
難局と危局は割と似た意味
難局と危局に関しては、当事者にとって問題であると言えるような状況が訪れるシーンで使っていきます。
ただ、難局に関してはすでにそういう状況になっている場合で使うことが多いものの、危局についてはそういう状況が間もなく訪れようとしているシーンで使います。
だから、全く同じではありません。
しかし、全体的には似た意味と評価できるでしょう。