討ち死には「戦場において、敵と戦って死ぬこと」。
つまり戦死という言葉で言い換えができるものと言えます。
戦死の方が有名なので、討ち死にという言い方はあまりされません。
切り死には「敵と戦って死ぬこと」。
討ち死にとほぼ同じですが、こちらは切られて死ぬときに使うので、それだけ使用シーンは限定されやすいと評価できると思われます。
「討ち死に」の意味
討ち死にとは、戦場において、敵と戦って死ぬことです。
戦死という言葉とほぼ同じ意味になりますが、討ち死にの方がマイナーなので、こちらはあまり使われないと言えるでしょう。
戦死という言葉も現代ではほぼ使われませんが、過去の出来事を語るときにはたびたび使用される可能性があります。
討ち死にという表現に馴染みを感じる人はほぼいません。
「切り死に」の意味
切り死にとは、敵と戦って死ぬことです。
こちらも戦死に近い状況であり、場面としては討ち死にと同様と評価できる可能性があります。
しかし、切り時にの場合には敵に切られて死ぬケースを指すので、例えば戦争のような大規模な戦いではほぼ使いません。
江戸時代以前のような武士がいたような時代において馴染む言葉と言えるでしょう。
「討ち死に」と「切り死に」の用法や用例
「討ち死にというのは何とも言い難い死に方だな。
たいていは戦争などで死ぬことになるのだろうが、若くして死ぬケースも多くあり、いたたまれない気分になってくるよ。」
「昔は武士同士で殺し合いをしていた時代もある。
そういった時代においては、切り死にも多く発生していたのだろう。
今では考えられない状況と言えるだろうが。」
討ち死にと切り死にはどちらも戦死に近い
討ち死にと切り死にに関してはどちらも戦いの中で死ぬという状況を表しているので、シチュエーション的には戦死と言えるはずです。
ただ、切り死にに関してはあくまでも切られて死ぬということで、戦争において死ぬ状況とは言い難いです。
したがって、討ち死にと切り死については、全く同じシチュエーションではない点に注意しましょう。