いたちごっこは「両者が同じことをしていて、状況が一向に変わらないこと」。
両者がお互いにとって望ましい状況を実現しようとしているものの、状況に特に変化がないシーンで使います。
押し問答は「対立している者同士が互いに自分の意見を主張し続けて、少しも譲歩しない状況のこと」。
要するに、状況が一向に変わらないと言えるわけです。
「いたちごっこ」の意味
いたちごっことは、両者が同じことをしていて、状況が一向に変わらないことです。
両者がそれぞれある行為を繰り返し行っている結果、その状況が繰り返されるだけで何も変わらない、進展しないという意味で使っていくのです。
表現としてはかなり有名なので、知っている人が多いでしょう。
割と多くの場面で見聞きする言葉になります。
「押し問答」の意味
押し問答とは、対立している者同士が互いに自分の意見を主張し続けて、少しも譲歩しない状況のことです。
こちらも結局はお互いが同じことを続けているために、状況が変わらない、進展しないという意味で使うのです。
意味のない、無駄な時間だけが過ぎていくという意味で使われることが多く、意味としてはいたちごっことほぼ変わりません。
「いたちごっこ」と「押し問答」の用法や用例
「世の中ではいろいろな犯罪が起きてるが、その都度いろいろなタイプの手法が増える。
こうして見ると、犯罪者と警察のいたちごっこという感じがするんだよな。」
「完全に押し問答になっている。
このままだと埒が明かない。
やはりどちらかが譲歩しないと、最終的に1つの意見にまとまらない。
しかし、どちらも譲る気はなさそうだ。」
いたちごっこと押し問答は同じ意味と言える
いたちごっこと押し問答はともに両者が同じことを続けているために、状況が変わらないという意味で使っていきます。
したがって、意味に関してはそこまで差がないと言えるのです。
ただ、押し問答については主張をしているようなシーンで主に使うので、かなり具体的な言葉であると言えるでしょう。
そこに関して覚えておくといいです。