見識は「特定の物事に関しての優れた考えなどのこと」。
その人にとって専門と言えるような分野であれば、見識と言える考えを持つことは割と可能かもしれません。
識見は「特定の物事に関して、正しい判断を下す力のこと」。
こちらは正しい判断を下す力ということで、見識とは若干意味が違うかもしれませんが、だいたいは同じでしょう。
「見識」の意味
見識とは、特定の物事に関しての優れた考えなどのことです。
見識があるといった言い方をする場合が多いですが、優れた考えを持てる人に対してそういう表現を使っていきます。
能力の高さに言及する際によく使われる言葉であると評価できるでしょう。
それなりに有名な表現ですから、知っている人が大半ではないかと思われるのです。
「識見」の意味
識見とは、特定の物事に関して、正しい判断を下す力のことです。
状況を分析したうえで、適切な判断をしていく能力がある人に対して使っていきます。
意味は見識に似ているものの、ちょっと違うと評価できるでしょう。
また、知名度で言えば見識の方が有名であり、どうしても識見については有名とはいい難い面があるのです。
そのため、この言葉が使用される機会は少ないでしょう。
「見識」と「識見」の用法や用例
「俺はこの分野に関してはちょっと詳しいんだ。
だから、人よりもそれなりに知識がある。
そういう意味では、見識がある俺が判断した方がいいんじゃないかと思うんだよな。」
「今回の問題は非常に複雑だから、識見を持った人間が必要だろう。
そういった存在がいないと、正しい判断をすることはできない。
そういう人材を探してきてくれ。」
見識と識見は意味はほぼ同じ
見識と識見は混同しやすいような表現をしており、その時点でもかなり似た雰囲気を感じ取ることができるはずです。
しかし、意味に関しても両者はほぼ同じなので、そこは頭に入れておいてほしいです。
両者ともに特定の物事において優れた知識、正しい判断力を持っているケースで使っていくので、そこは特に覚えておくべきでしょう。