「アリバイ」と「不在証明」の違い・意味と使い方・由来や例文

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アリバイは「犯罪が行われた時刻、犯行現場以外の場所にいたという証明のこと」。

たいていは他人の目撃証言によって成立することが多いです。

物理的に犯行が不可能であることを証明する材料になります。

不在証明は「犯罪が行われたときに被疑者が、現場に居合わせなかったことに関する証明のこと」。

アリバイとはやや意味が違いますが、こちらも犯行が物理的に無理であることを証明する意味になります。

「アリバイ」の意味

アリバイとは、犯罪が行われた時刻、犯行現場以外の場所にいたという証明のことです。

犯行現場以外の場所にいたことが証明できれば、その人は物理的に犯行ができなかったと言えるため、事件の捜査においては重要視されます。

このアリバイは第三者の目撃証言がもとになることが多く、サスペンスやミステリーの作品などではよく登場する言葉と言えるでしょう。

「不在証明」の意味

不在証明とは、犯罪が行われたときに被疑者が、現場に居合わせなかったことに関する証明のことです。

特定の犯罪に加担していないことを証明するという意味ではアリバイに近いですが、特定の現場にいなかったことの証明なので、どこにいたかは不明です。

犯行現場ではない別の場所にいた証明ができるアリバイとはやや意味が異なります。

不在証明という表現はあまり使われません。

「アリバイ」と「不在証明」の用法や用例

「今回の事件は容疑者が大量にいて絞るのが大変だ。

というのも、怪しい人間の中で事件当日のアリバイがはっきりしない奴がかなり多くいる状況なんだよな。」

「不在証明ができれば、とりあえず容疑者から外してもいいだろう。

事実上犯行が不可能であると言える状況になるわけだから。

じゃあ、現場の防犯カメラをとりあえずチェックしてみよう。」

アリバイと不在証明は似たような意味

アリバイと不在証明はどちらも特定の人物が何らかの犯罪にかかわっていない、容疑者とは言えないことを証明する材料です。

ただ、アリバイは事件当時に別の場所にいたことが確定するものですが、不在証明は事件当時に犯行現場にいなかったことを確定するものなので、両者は意味が多少なりとも違っていると言え、そこが注意点になります。

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