天長地久は「天地が永遠に変わらないように、物事がいつまでも続く状況であること」。
ずっと変わらないと言えるような物事に対して使うので、実際の使用シーンはあまり多くないと言えるでしょう。
天壌無窮は「天地と同じように永遠に続く状況であること」。
こういった意味なので、天長地久との違いはあまりありません。
同様のシーンで使っていくことができます。
「天長地久」の意味
天長地久とは、天地が永遠に変わらないように、物事がいつまでも続く状況であることです。
天と地は今後も永遠に変わらない状況であると、多くは思うことができるでしょうけど、それと同様のものが仮にあったときには、この言葉を使用することができるはずです。
ただ、実際にそういったものを見つけるのは困難で、なかなかお目にかかることはできないと思われますが。
「天壌無窮」の意味
天壌無窮とは、天地と同じように永遠に続く状況であることです。
意味は天長地久とあまり変わりません。
こちらも結局は永遠に関する言葉になっています。
だから、同じような場面で使うことになるのでしょう。
でも、永遠と言えるようなもの、全く変わらない状況はなかなかないため、使用するチャンスはあまり多くないと思われるのです。
見聞きする機会はかなり少ないでしょう。
「天長地久」と「天壌無窮」の用法や用例
「天と地は今後も同じような光景として存在し続けるだろうが、それと同じようなものは他にもあるのか。
天長地久と評価できるものが他にあるとは思えないのだが。」
「特定の状況が永遠に続くようなことがあれば、それは滅多にないことだろう。
天と地が変わらないような部分と同じであり、天壌無窮という言い方ができるはずだ。」
天長地久と天壌無窮は違いがほぼない
天長地久と天壌無窮はともに天と地が変わらないように、永遠に変わらないものなどに対して使っていく言葉と言えます。
したがって、両者は意味の違いはそれほどありません。
そして、こういった言葉は使用頻度も同じくらいなので、そういう部分でも見分けはつかないでしょう。
そこを考慮すると、区別できるポイントはほぼないと言えると思われます。