「むさぼる」と「さもしい」と「欲深」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

むさぼるは「熱中すること、がつがつすること。」

「貪欲」と言い換えると分かりやすい。

さもしいは「心根が汚いこと、意地汚いこと」。

「意地汚い」と言い換えると分かりやすい。

欲深は「欲が深いこと、がつがつすること。」

「欲張り」と言い換えると分かりやすい。

これらの言葉は悪いこと不都合なことと知りながら続けて行なうことを言います。

「むさぼる」は悪い意味で熱中する姿勢のこと

「むさぼる」は何かに熱中する余り、集中しすぎることです。

他のことを顧みず「がつがつ」と物事を推し進めることを言います。

常識で考えておかしいことも続けてしまい、利益を得てしまうことです。

また、食べ物をがつがつ食べることも「むさぼる」と言います。

「誰も見向きもしないことをむさぼるように集め、利益にした」「むさぼるように本に没頭した」などと使います。

「さもしい」は意地汚いこと

「さもしい」は悪い意味で「むさぼる」姿勢を言ったものです。

「むさぼっている人を見るとさもしいと感じてしまう」。

「さもしい根性を叩き直す」「さもしい人は非常識なことも平気でする」「さもしいことは利益に繋がる」「人間、さもしくなると品性が下がるものだ」「人が落とした金を慌てて拾うことはさもしいことだ」などと使います。

「欲深」は欲が突っ張ること

「欲深」は欲が突っ張り程度も強くなることです。

「欲が深いこと」「独占欲の強いこと」「悪い意味の貪欲」などが相当します。

「相当欲深に出来ているな」「欲深にはなりたくない」「欲深の人はさもしいのだ」「人が見向きもしないことをむさぼることも欲深になる」「欲深は良い意味なら探求心と言える」「欲深は金銭欲」などと使います。

「むさぼる」と「さもしい」と「欲深」とは

これらの言葉は根底に「金銭欲」があります。

「むさぼるように競馬必勝法の本を読んで穴を当てようとしている」「金銭が絡むと人間はさもしくなるものだ」「欲深は金の亡者なのだ」「コインが落ちていないかいつも下を向いている人はさもしい限りだ」「欲深の人とは付き合いたくないものだ」「意地汚い人はさもしい真似をするものだ」になどと使います。

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