「割る」と「分ける」の違い・意味と使い方・由来や例文

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割るは「ある数字を均等分割すること、割り算のこと。」

「均等分割」と言い換えると分かりやすい。

分けるは「あるものを複数にすること」。

「分割」と言い換えると分かりやすい。

「割る」は割り算である数字を均等分割することや複数に分けることを言います。

また、板状のものを複数個にすることや粉々にすることも言います。

「分ける」は「割る」ことと同じです。

「割る」は均等分割のこと

「割る」は割り算のこととすればある数を均等分割することです。

例えば、10割る5は2となり、10を5均等にすることです。

「割る」は分割することでもありますから、それが2個、複数個、自然数個、無数個になるのです。

「割り勘」「割りばし」「割り符」「割譲」「割引」「割安」「割合」「割高」「分割」などの言葉もあります。

「分ける」は「割る」こと

「分ける」はあるものをいくつかに割ることです。

「分割」と言うことです。

「分」を使う言葉は数多くあり、例えば「分割する、分譲マンション、分数、分離帯、分岐点、分水嶺、成分表、百分率、遺産の遺留分、分娩、ゴミの分別、身分証、本家と分家、分業体制」などがあります。

「分」は「刀で切って分ける」意味から来た言葉です。

「割る」は結果として「分ける」こと

「割る」ことは「分ける」ことにも通じます。

例えば、「二つに割る」は「二つに分ける」ことです。

「分けるために割る」とも言えます。

「分数・分割・分譲・分家・分水嶺・遺留分・分別・分娩・分業」などの言葉は「元のものを割ること」、つまり「何か元のものを分けること」の意味になります。

「割る・刀で切る」ことは「分けるための方法」と言えます。

「割る」と「分ける」とは

「割る」は2つ以上にすることです。

割り算はある数を均等分割することですから、「分け算」とも言えるものです。

割る数は実数であればどのようなものでも良く、割る数、または分母の数だけ分けることになります。

2で割るのであれは2等分、1/3にするのなら分母の3の3等分になるのです。

「分数・分割」と言う言葉は「割る」ことが根底にあります。

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