「詰まる」と「押し詰まる」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

詰まるは「ものや予定などが集中してしまい、流れや進行が滞ること。」

「止る」と言い換えると分かりやすい。

押し詰まるは「時間が無くなることで年末のせわしい状況のこと」。

「年末」と言い換えると分かりやすい。

「詰まる」は物理的にふさがること、「押し詰まる」は年末までの残り時間が少なくなることでせわしい様子のことです。

「詰まる」は停滞すること

「詰まる」は流れが停滞し止まることを言い、例えば何かのものが同じ場所に固まって動かなくなることや、予定が進まず時間が迫ることなどを言います。

「峠の幹線道路は吹雪のため車が詰まっている」「予定は大幅に遅れ、時間は詰まってきている」「トイレが詰まった」「返答に詰まった」「詰まるところ駄目と言うことか」などと使います。

「押し詰まる」は年末のこと

「押し詰まる」と言う言葉は「年末になり今年も押し詰まってきた」と使います。

「押す」は時間のことで「時間が無くなってきた」と言う意味になります。

大晦日迄の数日の独特な雰囲気を表現した言葉です。

年末セールや正月の買い出し、門松や鏡もちの準備など何かと気ぜわしい時期になり、「いよいよ押し詰まってきたな」と使います。

「押し詰まる」の「押し」も「詰まる」も時間のこと

「押し詰まる」の「押し」は「時間が押されること」です。

つまり「時間が少なくなること」を意味します。

年末の数日のことで、一年間の時間からすると後わずかしか残されていません。

「時間が押されて年末までが差し迫ること」となります。

その数日はせわしく、また、しなければならないことが多く気ぜわしい時期となります。

「詰まる」と「押し詰まる」とは

「詰まる」は物が一か所に滞り流れが止まることです。

道路やトイレ、、人の行列などが当てはまります。

また、予定が「詰まる」ことは遅れてしまい、するべきことが溜まることを言います。

「押し詰まる」は年末のあわただしい雰囲気を表す独特な言い回しのことです。

「今年も押し詰まってきた」「押し詰まり急に忙しくなった」などと使います。

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