ムカデはくねくねと進んで攻撃性が高く動きが早く、頭や脚が赤や黄色で足が短い。
触ると頭やお尻を上げて威嚇する。
ヤスデはまっすぐ進んで動きがゆっくりで攻撃性が低くて足が短い。
筒状の細長い茶色っぽい体で、棒などでつつくとダンゴムシのように丸くなる。
ゲジゲジは攻撃性は低いけれど動きがすごく早く、足も触角も長い。
「ムカデ」の特徴
ムカデは6センチから20センチくらいある大きな虫で、赤い頭と黒っぽくて平らな楕円形の胴体、体がいくつもの節でできていて、脚は一つの節に1対生えています。
動きがとても早く狩をする虫でゴキブリなどを捕食します。
とてもどう猛で触れるものに噛み付く習性があり、万が一人間が噛まれるとアナフィラキシーショックを起こすことも。
「ヤスデ」の特徴
ヤスデは2センチから4センチと、ムカデに比べて小さな虫で、一つの節に2対ずつ足があり、筒状の丸っこい胴体をしています。
腐った落ち葉やキノコなどを食べ、土の中で生活。
突つくとダンゴムシのようにクルッと丸くなり、さらに危機的状況に身を置かれると体から臭い体液を出します。
それに触れると種類によっては水ぶくれや炎症を起こすことがあります。
「ゲジゲジ」の特徴
ゲジゲジの体の大きさは4センチ程度。
但し触覚や足などを含めると20センチにもなります。
滅多に人間に噛み付くことはありませんが、毒はあるものの噛まれても人体には影響がないようです。
ムカデと同様、狩をする虫で、ゴキブリなどを捕食します。
落ち葉の下などに生息し、動きが素早く多足類の中では最も速いと言われています。
「ムカデ」と「ヤスデ」と「ゲジゲジ」の見分け方!まとめ
ムカデとヤスデとゲジゲジ。
同じ多足類なのでよく似ている部分もありますが、特徴を知ればその違いが良くわかると思います。
ムカデは平らでヤスデは筒状ゲジゲジは脚長。
ムカデの脚は一対ヤスデの脚は二対。
ムカデはどう猛、ヤスデとゲジゲジは攻撃性が低い。
ムカデとゲジゲジは肉食。
ムカデは強い毒がある。
ゲジゲジは最速、ヤスデはおっとり。
ヤスデやゲジゲジは益虫とも呼ばれ、役に立つ人には役に立つようですが、ムカデに出会った時には決して触らずすぐに駆除しましょう。