「屈辱」と「雪辱」の違い・意味と使い方・由来や例文

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屈辱は「屈伏させられて恥を受けること、服従している状況を恥だと感じること」。

こういった意味の言葉であり、自身が恥ずかしいと感じていることが重要です。

でも、屈辱は服従させている側が使うこともあります。

雪辱は「以前恥をかかされた相手に対して勝ち、恥を完全にそそぐこと」。

恥をかかされた相手を負かすことで、恥そのものを打ち消すという意味があります。

「屈辱」の意味

屈辱とは、屈伏させられて恥を受けること、服従している状況を恥だと感じることです。

何らかの存在に従わないといけない状況であり、それ自体が恥であると感じる際に使っていく言葉と言えます。

自分にとって受け入れがたい要求をのまないといけないシーンで使われることが多いですが、自分のみならず、相手が使う場合もあります。

「雪辱」の意味

雪辱とは、以前恥をかかされた相手に対して勝ち、恥を完全にそそぐことです。

自分への恥を生んだ直接の原因を作った相手に何らかの形で勝利し、自分の心の中から恥じる気持ちが完全に消えたと言えるシーンで使っていきます。

雪辱を果たすという表現はかなり有名で、こういう言葉を聞いたことがある人はかなり多いと言えるはずです。

「屈辱」と「雪辱」の用法や用例

「自分の部下に弱みを握られてしまい、服従させられる、ここまでの屈辱はないだろう。

ただ、自分の立場を考慮したときにはあいつの要求をのむしかないわけだが。」

「以前大敗を喫した相手に、今度は大勝を収めることができた。

これで雪辱を果たせたと言えるだろう。

俺たちのプライドは完全に回復したと言えるのではないか。」

屈辱と雪辱は意味が異なっている

屈辱と雪辱は表現としては似ているものの、意味は異なっています。

屈辱は恥ずべき状況にあるという意味ですが、雪辱は恥ずべき状況を覆したという意味であり、雪辱の方がよりポジティブな意味であると評価できるのです。

どちらも割と有名な言葉で、それなりに見聞きするものと言えますから、意味をしっかりと理解しておきましょう。

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