「万事万端」と「森羅万象」の違い・意味と使い方・由来や例文

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万事万端は「世の中のあらゆる事柄やすべての手段のこと」。

世の中に存在する何もかもといった言い方ができるような言葉です。

したがって、意味はかなり漠然としています。

森羅万象は「この宇宙の中に存在するすべての物事のこと」。

基本的に限定するような部分はなく、何かもかもと言えるような意味の言葉と言えます。

かなり有名な表現になるのです。

「万事万端」の意味

万事万端とは、世の中のあらゆる事柄やすべての手段のことです。

世の中のあらゆるものを指しているとはいえ、事柄や手段であるため、少なからず漏れている部分があると言えるでしょう。

したがって、真の意味ですべてではないということです。

万事万端という言葉はそんなに有名ではないと思われますから、知らない人も一定割合いるはずです。

「森羅万象」の意味

森羅万象とは、この宇宙の中に存在するすべての物事のことです。

宇宙に存在するものすべてなので、逆に言えば含まないものはないと言えます。

どんな種類のものでも対象になるので、区別されるものがないという意味では、範囲がもはや存在しないとも言えるはずです。

森羅万象はかなり有名な言葉ですから、知らない人はほぼいないと思われます。

「万事万端」と「森羅万象」の用法や用例

「俺の知り合いに万事万端に関して知っていると豪語する人がいるんだよ。

つまり、そいつはほぼ何でも知っているわけだが、本当かなと思えて仕方ないんだよな。」

「森羅万象という言葉は世の中のすべてを指している。

本当の意味でのすべてだから、漏れている部分は全くないわけだ。

冷静に見てみるとすごい意味の言葉と言えるよな。」

万事万端と神羅万象は一応の意味の違いはある

万事万端と神羅万象については、どちらもすべてという意味の言葉であり、かなり広い範囲を含んだ言葉と言えるはずです。

しかし、万事万端については真の意味のすべてではなく、事柄や手段といった点に限定されるので、真の意味の全てを指している森羅万象とはやや違う言葉と評価できるはずです。

両者は区別できるポイントが一応あります。

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