「まくし立てる」と「言い募る」の違い・意味と使い方・由来や例文

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まくし立てるは「勢いに任せて、言いたいことをすべて言い放つこと」。

言いたいことをその場ですべて言うということで、かなり強い口調で勢いよく話す点が特徴です。

怒っているケースでそういう話し方になることが多いです。

言い募るは「勢いづいて喋り続けること」。

勢いのままにあれこれ喋ってしまう状況を指しているので、まくし立てると同じような意味となります。

しかし、言い募るという表現はややマイナーです。

「まくし立てる」の意味

まくし立てるとは、勢いに任せて、言いたいことをすべて言い放つことです。

たいていは何らかの理由により、怒っていると言えるシーンでそういった行為をしていきます。

勢いに任せる言いたいことを全部言ってしまうような状況は、怒りが心の中にあるような場面が顕著と言えるのです。

実際にこういう光景を見ることはそんなに多くはないでしょうけど、全くないわけでもないので、覚えておくといいです。

「言い募る」の意味

言い募るとは、勢いづいて喋り続けることです。

光景としてはまくし立てるにかなり近いです。

ただ、言い募るに関しては、怒りが理由であるとは限りません。

次から次へと何かを話したくなるような状況であれば、こういった光景が見られると言えます。

また、言い募るという言い方はそこまでメジャーではないので、知らない人も多くいるでしょう。

「まくし立てる」と「言い募る」の用法や用例

「私の上司は怒ると手が付けられないくらいに怒り出すときがある。

そして、部下のミスに対して異常にまくし立てるような場面もこれまで多く見られてきた。」

「あの人は自分の好きな話題になると、いきなり話し方が変わる。

それまでとは打って変わって言い募るような状況が見られるんだ。

好きな話題になると、それだけ饒舌になるんだよね。」

まくし立てると言い募るは同じような光景に見える

まくし立てると言い募るについては、表現としては割と似ています。

どちらも勢いに乗ってしゃべり続けるような状況なので、同じような光景に見える可能性が高いと言えます。

ただ、まくし立てるは怒りが原動力になっていることが多いものの、言い募るはそういった部分はないので、そこで両者を見分けることができると評価できるでしょう。

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