「役立つ」と「使える」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「役立つ」は、「役に立つ」という意味です。

英語では「useful」で表されます。

「パソコンの知識が就職に役立つ」は「My knowledge of personal computers proved to be very useful in getting a job. 」です。

「使える」は「有能で役に立つ」という意味です。

英語では以下のように表されます。

「どのポジションでもつかえる選手」は「a player who can play any position」「a utility man」で表されます。

「彼には使える部下がいない」は「He has no able subordinates」「He has no useful subordinates」です。

「役立つ」の意味

「役立つ」は、「役に立つ」「使って効果がある」「間に合う」という意味です。

「何かをするために有用である」という意味です。

以下のように使います。

もしもの際に役立つ かつてとっておいたメモが役立つ 役立つ部下
練習の成果が実戦で役立つ 携帯電話が緊急時に役立つ
就職に役立つ資格 この辞書は文章表現に役立つ パソコンの知識が就職に役立つ

【useful】
「useful」は、以下のような意味です。

「役立つ」という意味です。

反対語は「useless」です。

「すごく立派な」「とても効果的な」という意味です。

「使える」の意味

「使える」は、以下のような意味です。

元々は、「使う」の可能形です。

「使うことができる」という意味です。

①「有能で役に立つ」という意味です。

②剣術などの術が優れていることです。

以下のように使います。

そのアイディアは使える もっと使える部下が欲しい 使える奴だ、あいつは
あの男は接待に使える お主、なかなか使えるな まだまだ使える中古車

役と使の漢字

「役」
字義は「しごと」「さきもり」「いくさ」「えだち・人民に課す労働」「兵卒・兵士」「使う」「なす・営む」「仲間」です。

解字では、「彳+殳」で構成されます。

「彳」の部分は「道を行く」を表します。

「殳」の部分は「武器をもって打つ」を表します。

これにより「辺地の守りに行く」という意味を表します。

転じて、「つとめ」を意味します。

「使」
字義は「つかう」「~しむ・させる(助字)」「つかい・使いする」です。

解字では、「人+吏」で構成されます。

「吏・り」の部分は「役人」を表します。

人を付して「つかう・つかえる人」を意味します。

「役立つ」は 「役に立つ」「使って効果がある」という意味、「使える」は 「有能で役に立つ」という意味です。

「役立つ」「使える」は、類語です。

共通する意味は「用いるのに耐えて、使って価値があること」です。

「役立つ」は、「役に立つ」「使って効果がある」「間に合う」という意味です。

「使える」は、本来「使うことができる」という意味です。

この意味から「使う価値がある」という意味が生まれました。

「役立つ」よりもくだけた言い方です。

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