「観賞」は「見る」行動を表し、その行動が「見て楽しむ」時に使います。
「鑑賞」も「見る」行為ですが、「鑑定」などの熟語に使われるように、「見るものを確かめる、検分する」行為を伴う時に使います。
テレビやスポーツなど娯楽を見る時には「観賞」、芸術を見る際には「鑑賞」を使うと覚えるといいでしょう。
「観賞」は、「見る」行動を表し、その行動が「見て楽しむ」時に使います
テレビやスポーツなどの娯楽性のあるものを見る時に使うのが「観賞」です。
難しいのが映画を見る時に「観賞」と「鑑賞」のどちらが相応しいのか?ということですが、エンターテイメント作品なら「観賞」、芸術的な要素を含む作品なら「鑑賞」が相応しいかと思います。
この区別は微妙ですが、その映画が批評家やメディアなどに、どんな扱いを受けているかによって判断するといいでしょう。
「鑑賞」は「見る」行為を表し、「鑑定」のように「見て確かめる、検分する」時に使います
有名なテレビ番組「なんでも鑑定団」の「鑑定」が、「鑑賞」の「鑑」だと覚えると覚え易いと思います。
ただ見るだけでなく、見て楽しむだけでなく、見たものがなんであるか、どんな意味を持つものなのかと、詳しく検定し、確かめる際に用いられる言葉です。
芸術作品を見る際にも「鑑賞」を使います。
芸術作品とそうでないものの区別は人それぞれでもあるかと思いますので、自分がその作品をどうとらえたかをあらわすのに「観賞」と分けて使う使い方も出来るかと思います。
「観賞」と「鑑賞」、似ているけど意味の違う、その使い分け方
「観賞」も「鑑賞」も同じく「見る」行為を表す言葉ですので、パソコンやスマホなどで変換する際には、どちらを使えばいいのか迷ってしまうかもしれません。
娯楽性のある物が「観賞」、芸術性のあるものが「鑑賞」と覚えるのがいいと思います。
「鑑定団」の「鑑」は、芸術で使う「鑑」だと覚えるのが一番わかりやすいと思います。
「観賞」は娯楽、「鑑賞」は芸術
「観賞」も「鑑賞」も、どちらも似た意味を持つ言葉ですので、使用する際には間違い易く、また使用に迷うことが多いかと思います。
音楽に関しては、ポピュラーミュージックは「観賞」、クラシックなどは「鑑賞」と使い分けられますが、映画などの、娯楽と芸術の混ざった作品がある場合は非常に迷いますが、映画の紹介や扱われ方などを見て判断するといいかと思います。
どちらか迷った際には、主に「観賞」の方を使ったほうが間違いがないかなと思います。