遅かれ早かれは「遅いか、早いかは分からないけれどもという意味のこと」。
何かが起きる瞬間が今後必ずやってくるが、その瞬間がいつにあなるかは断定できないようなシーンで使っていく言葉です。
いずれにしろは「他の条件に特に関係なくという意味のこと」。
他の条件がどうであろうと、どうなろうと特定の状況が必ず起きる、発生するといった意味になります。
つまり、時間的な部分も当然に含むわけです。
「遅かれ早かれ」の意味
遅かれ早かれとは、遅いか、早いかは分からないけれどもという意味のことです。
何かの出来事がほぼ確実に将来的に起きると言えるが、それがいつになるかは具体的には言えないようなシーンで使っていきます。
時間的には確実なことは分からないものの、いつかは絶対に起きると言い切れる、そんな場合に使用する言葉であると言えます。
「いずれにしろ」の意味
いずれにしろとは、他の条件に特に関係なくという意味のことです。
他の条件に関係なく、他の条件がどうなっていようと、特定の出来事が確実に起きる、特定の状況になるといった意味で使われます。
時間的な部分を含みますが、それ以外の部分も含むので、いろいろなシーンで使うことができる言葉であり、かなり多くの場面で見聞きしやすいはずです。
「遅かれ早かれ」と「いずれにしろ」の用法や用例
「遅かれ早かれ、日本では首都直下型地震が起きると言われている。
しかし、それがいつになるかは分からない。
明日かもしれないし、100年後かもしれないんだ。」
「明日は台風がやってくるみたいだ。
でも、そんなの関係ない。
いずれにしろうちの会社は絶対に休みにはならない。
どんな状況下でも出勤しないといけないんだ。」
遅かれ早かれといずれにしろは同じ場面で使用可能な言葉
遅かれ早かれといずれにしろはともに特定の出来事が将来的にほぼ確実に発生する、特定の状況を絶対に迎えると言えるようなシーンで使っていきます。
ただ、遅かれ早かれは時間的な条件が不明なケースで使っていきますが、いずれにしろは時間的な条件を含めて、他の条件に関係なくという意味なので、両者は多少意味が違います。
でも、同じような場面で使える言葉と言えるでしょう。