「小康状態」と「ひと段落」の違い・意味と使い方・由来や例文

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小康状態は「症状が悪い、騒いでいた状況がいったん収まった状態のこと」。

それまでは何らかの問題が存在していたものの、とりあえずその問題は片付いたと言えるようなシーンで使っていきます。

ひと段落は「物事における1つの区切りのこと、特定の問題が解決した後の状況のこと」。

後者の意味に関しては、小康状態に近い意味を持っています。

だから、似ている面があると言えるでしょう。

「小康状態」の意味

小康状態とは、症状が悪い、騒いでいた状況がいったん収まった状態のことです。

以前は何らかの問題が確認できていたものの、その問題は現在はとりあえず収まったと言えるケースで使います。

でも、今後再びまた問題が起きるかもしれない可能性は残されており、引き続き油断できない状況とも言えるはずです。

小康状態という言葉を使う機会は実際はあまり多くありませんけど、たまに見聞きすることはあるはずです。

「ひと段落」の意味

ひと段落とは、物事における1つの区切りのこと、特定の問題が解決した後の状況のことです。

何らかの問題が発生していた状況が終わった状況であり、以前とは違う段階にきているという意味で使われます。

でも、意味は小康状態と大して変わりません。

同じような場面で使っていくことが十分に可能と言えます。

ただ、知名度はこちらの方が高いでしょう。

「小康状態」と「ひと段落」の用法や用例

「ようやく問題が片付いて、今は小康状態って感じだな。

でも、再び同じ問題が繰り返されるかもしれないから、警戒は常に怠らないようにした方がいいだろう。」

「午前中は非常に忙しかった。

これまで経験したことがないほどの忙しい状況だったが、それもようやくひと段落だ。

午後からは少しはのんびりできると言えるだろう。」

小康状態とひと段落は意味は大して変わらない

小康状態とひと段落については、ともに特定の問題が片付いて一息つくと言えるようなシーンで使っていきます。

これらの言葉はそこまで意味の違いはありません。

したがって、区別をすることは非常に難しいと言えるでしょう。

でも、小康状態はあまり使われず、どちらかと言えばひと段落の方がメジャーな表現と評価できると思われます。

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