激務は「仕事や務めが非常に忙しい状況であること」。
常識的に考えて、あまりにも忙しすぎると感じるようなシーンで使っていきます。
会社などにおける仕事のみならず、自分が果たすべき任務などに対しても使用できます。
過労は「通常想定される労働時間などを超えて働くこと」。
法律上定められた労働時間が基準になることが多いですけど、常人から見たときにどう見ても働きすぎと言える場面で使用します。
「激務」の意味
激務とは、仕事や務めが非常に忙しい状況であることです。
会社などで行う仕事以外にも、自分に課された任務などにおいて使用できる点が特徴といえます。
かなり忙しい状況で使っていくものの、具体的な基準はないので、各自がとんでもなく忙しいと思えば、それが激務になるのです。
したがって、アバウトな意味の言葉と評価できます。
「過労」の意味
過労とは、通常想定される労働時間などを超えて働くことです。
基準が法定労働時間である場合が多いので、過労に関しては割と具体的な定義が存在しています。
主観的に判断するわけではなく、客観的に判断することが割と可能と言えるでしょう。
過労の場合には、健康が大きく損なわれることもあるため、注意をしないといけません。
「激務」と「過労」の用法や用例
「最近激務が続いている感じだな。
いろいろな役割を任されることが多く、休んでいる暇が全然ないと感じられるんだよ。
もう少しゆとりを持ちたいとは思うんだけどね。」
「この会社は非常に残業が多い。
毎日数時間は会社に残って仕事をしている状況だ。
法的にはもしかしたら過労の状態なんじゃないかな。
そのうち倒れるかもしれない。」
激務と過労はともに仕事量が多い状況を表している
激務と過労はともに仕事量が多い、長い時間働いているという意味で使っていきます。
そういう意味では、両者はかなり似た意味の言葉と言えるでしょう。
でも、激務は会社の仕事以外でも使用できるのに対して、過労は主に会社における仕事で使っていくので、そういった点で両者は違いがありますから、ここについて覚えておくといいです。