「物性」と「特性」の違い・意味と使い方・由来や例文

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物性は「物質が持つ電気的や磁気的などの物理的性質のこと」。

「物理的性質」と言い換えると分かりやすい。

特性は「物質が持つ優れた物性のこと」。

「物性」と言い換えると分かりやすい。

「物性」は物理的な性質のことで、電気的や磁気的、光学的、熱的などいくつかのものがあります。

「特性」は物質が持つ優れた物性のことです。

「物性」は物理的性質のこと

「物性」は力学的なもの、電気的、磁気的、熱的、光学的なものが有ります。

ダイヤや超合金のように固いもの、鉄や銅のように電気を通すもの、鉄やニッケルのように磁気を帯びるもの、放射線や電磁波に反応するもの、ファインセラミックのように熱に強いものなどです。

それらは物質の持つ「特性」とも言います。

物性は例えば密度や融点、伝導率などの物性値で表すことができます。

「特性」は優れた性質のこと

「特性」はそのものが持つ優れた性質のことで、性質、特質、特徴、長所、能力などを言います。

「材料の持つ特性を十分に発揮している」「不燃性と言う特質はカーペットに必要だ」「断熱材は熱を遮断する特性を持つ」「ファインセラミックは融点が2,000度Cと言う特性がある」「磁石は既に磁性と言う特性があるものだ」などと使います。

「優れた物性」は「特性」と言える

「物性」で他の物質に比較して優れているものは「特性」があると言えます。

金やプラチナの様に密度が大きい金属や、ダイヤモンドや超合金の様に硬い物質、伝導率の高い銅、沸点の高いファインセラミックなどは「特性」を持つ物質と言えます。

「物性」の測定値が他のものと比較して優れているものは「特性」を備えていると言えるのです。

「物性」と「特性」とは

「物性」は物質の物理的性質のことで、力学的、電気的、磁気的、光学的、熱的物性があります。

「物性」は測定ができるもので、密度や伝導率、透過率、沸点、融点など様々な測定方法があります。

優れた物性は「特性」と言える性質を持つ物になります。

「特性」は優れた性質のことで、物性や性質、能力、特質などが優れていることです。

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