「大げさ」と「針小棒大」の違い・意味と使い方・由来や例文

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大げさは「ささいなことで大騒ぎをすること。

「大騒ぎ」と言い換えると分かりやすい針小棒大は「小さなことを大げさに言うこと」。

「大げさ」と言い換えると分かりやすい。

「大げさ」は特に問題とならないささいなことでも大きく取り上げて騒ぎ建てることを言います。

「針小棒大」も針の様な小さなものをあたかも棒であるかの様に言うことです。

「大げさ」は「おおけなし」が語源

「大げさ」は「大袈裟」と書きますが、語源としては「おおけなし・大気さ」」と言う言葉から出たものとされています。

「おおけなし」とは「たいそうな」と言う意味で、お坊さんの着ている「袈裟」と言う言葉を借りてきて「大袈裟」としたのです。

「袈裟」は直接関係ない物なのです。

ささいなことを大変なことと騒ぎ立てることを言います。

「針小棒大」は大げさなこと

「針小棒大」は読んで字のごとくで「小さな針なのにそれを大きな棒と言うこと」ですから、小さなことを大きく広げて言うことです。

例えば、よくあることでは、統計の数字の一部を取り全体の傾向と言いふらすことがあります。

大半は負けているにも関わらず、ほんの一部の数字が勝っていることを以って全体で勝ったと騒ぐことを言います。

「大げさ」と「針小棒大に言う」ことは同じこと

例えば、ちょっと擦り傷で血が出たら、「大変だ、血が出てしまった」と騒ぐことです。

血はすぐに止まり、大したことではないのですが、子供などは「大げさ」に言い周りの同情を買うのです。

事故などでも、軽い接触事故なのに大事故の様に言うことで多分に嘘の要素が入り込んでいます。

話を大きくするには嘘の部分を入れなければなりません。

「大げさ」と「針小棒大」とは

「大げさ」は話しを大きく膨らませてしまうことです。

「針小棒大」も元はささいなことでも大変なことの様にしてしまうことで、虚構の要素が入ることになります。

全部が嘘ではなく、元は真実なのですから、聞いている側は全部本当の様に感じてしまうのです。

どちらも元のことを大きく膨らませてしまうという共通点があります。

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