「しどろもどろ」と「言い淀む」の違い・意味と使い方・由来や例文

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しどろもどろは「受け答えで言葉が詰まり一貫性が無くなる様子のこと。」

「支離滅裂」と言い換えると分かりやすい。

言い淀むは「受け答えで言葉が出なくなる様子のこと」。

「沈黙」と言い換えると分かりやすい。

「しどろもどろ」になると一貫性は無く、言葉がつまり、雑な受け応えになります。

真実を隠蔽するために詭弁を弄することや、追及されること、真実を認められない事情が有る時などに見られる様子のことです。

「言い淀む」も同じ状況で見られるものです。

「しどろもどろ」は答弁が雑で一貫性なし

「しどろもどろ」は変な言葉に聞こえますが「しどろ」は乱れた意味の「しどけなし」から転じた言葉で、「もどろ」も紛れる意味の「もどろく」から転じた言葉です。

大変に乱れた感じの様子と言う意味になります。

特に国会答弁でたまに見られる光景で野党の追及に耐えられず、答弁が雑になり一貫性が無くなってしまうことです。

「言い淀む」は黙ってしまうこと

「言い淀む」は追及された場合などに本当のことが話せないために言葉が詰まってしまうことです。

「それはそのう」「何と言いましょうか」「ええと」「あー」「ウーン」などの言葉が多くなってしまうことです。

「しどろもどろ」と似た状態と言えます。

「本当はこうなのではないのですか」と言う質問に「はい、その通りです」とは言えない事情の場合、「言い淀む」様子になるのです。

「しどろもどろ」も「言い淀む」も同じこと

「しどろもどろ」の答弁は時に「言い淀む」ことがあり、結果として歯切れの悪い雑な答弁になってしまうのです。

何とか言いはぐらかして、その場を逃れたいという気持ちと真実を隠し通したいという気持ちなどから矛盾した答弁をしてしまい、また、追及を受けるという状態になるのです。

大臣の資質に関して追及された新任IT担当大臣が「言い淀み」「しどろもどろ」の答弁をしたことが過去にありました。

「しどろもどろ」と「言い淀む」とは

「しどろもどろ」は雑や乱れると言う意味の「しどけなく」や紛れるという意味の「もどろく」と言う言葉から派生したゴロの良い言葉です。

受け答えが一貫性を失い、とぎれとぎれの答弁をしている様子のことです。

時として「言い淀む」こともあり、なんとも雑の感じがしてしまうことです。

悪事を追求されている容疑者も同じような態度になるかも知れません。

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