「感情」と「情緒」と「情感」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

感情は「喜怒哀楽を感じる心の働きのこと」。

「喜怒哀楽」と言い換えると分かりやすい。

情緒は「一時的に良い雰囲気を感じること」。

「一時的感情」と言い換えると分かりやすい。

情感は「喜びを強く感じること」。

「感動」と言い換えると分かりやすい。

「感情」は喜怒哀楽を感じることですが、「情緒」や「情感」は「怒」と言うより「喜楽哀」と言う感情の高まりを言うことが多いのです。

「感情」は人間が感じる心の働き

「感情」は喜怒哀楽を感じることなのですが、「理性」を超越した感情の動きを言います。

「嬉しい・腹立たしい・悲しい・楽しい」と言う感情は、普段は理性で押さえられている心が何かに接することで湧き上がってくる心の働きを言います。

例えば、子供が生まれることは嬉しいこと、悪く言われることは腹立たしいこと、家族が亡くなることは悲しいこと、家族と食事をすることは楽しいことになります。

「情緒」は心の高まり

「情緒」は感情の高まりを言います。

特に好ましい、しみじみとした気持ちになる場面を「情緒あふれる温泉街」などと表現しますが、この場合は「風情」と言う意味で使っています。

「情緒」は感情全般についてのことなので「情緒不安定」とも使います。

この場合は、「感情・気分」の状態と言う意味に使っています。

「情緒」は何かの切掛けで沸き起こる「感情」のことです。

「情感」は共感できる感動のこと

「情感」は感情が高まり「感動」してしまうことで、これは皆が共感できるものになります。

例えば歌手が悲しい歌を切々と歌う様子は「情感」溢れるもので、万人が悲しい内容に感動して悲しさを共感できるものです。

失恋の歌も恋の切なさを「情感」タップリに歌い上げれば、誰しも切なくなるものです。

楽しい気持ちや嬉しい気持ち、切ない気持ち、悲しい気持ちなどに「感動」することを「情感」があると言います。

「感情」と「情緒」と「情感」とは

「感情」は喜怒哀楽の心の働きを言います。

平常心から何かの切掛けで沸き起こる心の作用のことです。

「情緒」は「風情」「感情・気分」などの意味で使われます。

「情緒あふれる温泉街」「情緒不安定になる」などと使います。

「情感」は万人が感じる感情のことです。

悲しい歌、切ない悲恋話、楽しい映画などに接した場合、皆が感動して感じる感情のことを言います。

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