「切れる」と「鋭い」の違い・意味と使い方・由来や例文

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切れるは「切れ味のよいこと、関係が無くなること」「切断」と言い換えると分かりやすい。

鋭いは「先端が尖っているか、切れ味の良いこと」。

「鋭角的」と言い換えると分かりやすい。

「切れる」は「切ることが出来る、切れ味が良い」などの意味になります。

「鋭い」は先端の状態が錐のようになっているか、刃が研ぎ澄まされていることを言います。

「切れる」は関係が無くなること

「切れる」はいろいろな意味を持つ言葉です。

「切断」「関係」「在庫」「人の頭脳」が代表的な意味で、「この包丁ならどんな肉でも切れる」「もっと切れるハサミはないのか」「あの人とやっと手が切れた」「もう手を切ろう」「商品がバカ売れしたため在庫が切れた」「あの人は切れるという噂だ」「切れるとは頭の回転が良いこと」などと使います。

「鋭い」は切っ先の状態のこと

「鋭い」は先端が尖っていること、刃物の切っ先が研ぎ澄まされていることなどを言います。

「刃物」「視線」「発言」「考え」「頭脳」「先端」などのことで使われます。

「鋭い切っ先の刃物」「鋭い視線を向ける」「本質に迫る鋭い発言」「それは鋭い考えだ」「鋭い頭脳を持っている」「切の先端は鋭い」「槍ヶ岳は鋭く天を指している」などと使います。

刃物は鋭いために切れるもの

刃物は鋭いためにものを切ることが出来ます。

つまり、「鋭い」は砥石で良く研ぎ刃を出した状態のことを言います。

「切れる」と「鋭い」は同じことになります。

人の頭脳についても同じことが言え、「切れる頭を持った人は鋭い視線や鋭い質問をするものです」。

ただし、「関係が切れる」「在庫が切れる」には「鋭い」は使いません。

「切れる」と「鋭い」とは

「切れる」はものがハサミや刃物で二つに分かれることで「ものが良く切れる」「関係が無くなる」「在庫がなくなる」「頭が切れる」などに使います。

「鋭い」も先端が尖っていること、切れる状態のことで「切れる」「頭が良い」「尖っている形状」などの意味を持ちますが、「関係・在庫」などには使いません。

「報道記者の鋭い質問に大臣は逆切れしてしまった」と使います。

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