「混迷を極める」と「収拾がつかない」の違い・意味と使い方・由来や例文

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混迷を極めるは「これ以上ないほどに混乱している、まとまりがない状況のこと」。

一般的には何がどうなっているのか分からない、どのように事態を収めればいいのか不明といったケースで使用していく言葉です。

収拾がつかないは「混乱している状況を収めることができない状況のこと」。

事態を元通りにする、穏やかな状態にすることが困難であるという意味で使用される言葉です。

「混迷を極める」の意味

混迷を極めるとは、これ以上ないほどに混乱している、まとまりがない状況のことです。

事態がとても混乱状態にあり、何がどうなっているのか全く理解できないと言えるシーンで使っていきます。

実際、このような状況になったときには解決に至るまでにかなり長い時間がかかることも稀ではなく、非常に難しいシチュエーションであると評価できるでしょう。

「収拾がつかない」の意味

収拾がつかないとは、混乱している状況を収めることができない状況のことです。

事態が混乱しているという意味では、混迷を極めるとかなり似ている状況です。

この収拾がつかないと表現できるシチュエーションにおいても、事態を解決させるのは時間がかかることが多く、この点においてもかなり似た光景と言えるのではないかと思われます。

「混迷を極める」と「収拾がつかない」の用法や用例

「大きな地震が起きると、事態は混迷を極めるよな。

パニックになったりする人も多いし、社会全体が混乱してしまうような状況を迎えてしまうんだ。

日頃からこういう事態を想定できる人はまずいないし。」

「これだけ多くの人たちがいると身動きが全くとれないな。

開店セールでここまで収拾がつかない状況になるとは思わなかった。」

混迷を極めると収拾がつかないは同じシチュエーションで使う

混迷を極めると収拾がつかないはどちらも事態が混乱しており、そういった光景が収まる気配がないと言えるシーンで使います。

したがって、基本的には同じような意味と言え、区別をすることは非常に困難です。

だから、こういったシチュエーションがあったときには、どちらを使っても構わないと評価できるので、そこは覚えておきましょう。

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