「追記」と「付記」と「追録」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「追記」は、後から付け足して、本文の後に書き加えることです。

英語では「a postscript」で表されます。

省略形は「PS.」「P.S.」です。

「追記する」は「add a postscript」です。

「付記」は、付け加えて書き記すことです。

英語では「an additional note」「a supplementary note」で表されます。

「付け加える」という意味の場合「an additional note」です。

「補足的な」という意味の場合「a supplementary note」を使います。

「付記する」は「append a note」です。

「追録」は、後から書き加えることです。

英語では「an addendum」で表されます。

「追録する」は「append a chronology to」「write a postscript」「write an addendum」です。

「追記」の意味

「追記」は、後から付け足して、本文の後に書き加えることです。

また、その文章をいいます。

後から書き加えることです。

「手紙の裏に追記を書く」のように使います。

<追記情報・emphasis of matter>
「追記情報・emphasis of matter」とは、財務諸表や計算関係書類の表示に関して適正であると判断し、なおその判断に関して説明を付す必要がある事項や、
財務諸表の記載について強調する必要がある事項を、監査報告で情報として追記するものを指します。

「付記」の意味

「付記」は、本文に付け足して書きつけることです。

また、その文章をいいます。

付け加えて書き記すことです。

「寸評を付記する」「文末に注意事項を付記する」のように使います。

<付・記の漢字>
「付」
字義は「つける」「さずける・与える」「たのむ・ゆだねる」です。

解字では、「人+寸」で構成されます。

「寸」の部分は「人に手で物を与える」を表します。

これにより「たのむ・つける」を意味します。

「記」
字義は「しるす」「書きつけ」「経書の注解」「しるし・記号」「文体の一つ」「文書をつかさどる役」です。

解字では、「言+己」で構成されます。

「己」の部分は「糸筋を整える糸巻き」の象形です。

これにより「言葉を整えて書く、心に整えて覚える」を表します。

「追録」の意味

「追録」は、後から書き加えることです。

また書き加えたものを指します。

「その後調べて分かったことを追録する」のように使います。

<録の漢字>
字義は「しるす」「書つけ」「写す」「統べる」「明らかにする」「歴史」です。

解字では、「金+?」で構成されます。

「?・ろく」の部分は「水をくみ上げる」を表します。

これにより「重要なことをくみ上げて、金属にしるす」を表します。

「追記」は後から付け足して、本文の後に書き加えること、 「付記」は 付け加えて書き記すこと、 「追録」は、 後から書き加えることです。

「追記」「付記」「追録」「付載・ふさい」は、類語です。

「書き添える」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「本文を書いた後に、付け足して書くこと、また、その文章」です。

「追記」「付記」は、一般的な語です。

「付記」は、「本文に書き添える」という意味です。

「付載・ふさい」は、雑誌や新聞などの印刷物で、本文や主文に付け加えて掲載することです。

「書き添える」は、本文に書いて加えることです。

「手紙に和歌を書き添える」のように使います。

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